老化が進む!肥満はビタミンEを過剰に消費させて酸化を加速させる

ぜひシェアボタンを押してください!

vitamin E fat

ビタミンE(α-トコフェノール)は、油に溶ける性質の脂溶性ビタミンの一種です。

ビタミンEの働きとして、体内の脂質を酸化から守る抗酸化作用があり、細胞や血管の損傷や老化を予防することが期待されています。

でも太っていると、このビタミンEが働かなくなってしまうとしたら、体の老化がどんどん進んでしまうとしたらどうしますか?

この記事では、ビタミンE欠乏とメタボリックシンドロームとの関係を調べた研究を紹介します。

photo credit: Strobist Experiments via photopin (license)

Mah E., et al., Am J Clin Nutr. 2015. α-Tocopherol bioavailability is lower in adults with metabolic syndrome regardless of dairy fat co-ingestion: a randomized, double-blind, crossover trial.

スポンサーリンク

太っている人はビタミンEの抗酸化効果が落ちている!

オレゴン州立大学(Oregon State University)のRichard S Bruno教授のチームは、実験の参加者(健康な人たちと肥満の人たち)に対して、脂肪含有量の異なる牛乳(無脂肪、低脂肪、全乳)を飲んでもらい、血液を3日分採取しました。

その血液を分析した結果、健康な人たちと比較して、肥満の人たちは、血液中のビタミンE濃度が低く、中性脂肪や炎症性タンパク質の量が増加していることが明らかになりました。

肥満の患者さんたちは、血液検査の結果から、体内の炎症抑制や酸化防御機構がうまく働いていないことが判明したのです。

これは、なぜなのでしょうか?

大切なビタミンEが食べた脂肪の酸化防止に使われてしまっている!

ビタミンEは脂質の酸化を抑える働きがあります。

この作用によって、組織内の炎症や細胞の酸化ストレスを減らす担当しています。

体内に過剰な量の脂肪がある肥満の人は、脂肪の酸化抑制にビタミンEが優先的に消費されるため、大切な細胞の酸化や老化の防止にビタミンEが不足してしまっていたのです。

このため、多くのメタボリックシンドロームや肥満を患っている人たちは、基準以上のビタミンEを摂取しなければならないと考えられます。

このビタミンEの不足は、将来の糖尿病や心臓病、癌や認知症のリスクを高める恐れがあります。

スポンサーリンク

ビタミンEを効率よく食べるオススメの食べ物とは

ビタミンEをうまく摂取するためには、果物や野菜、ナッツやシードを食生活に取り入れることがオススメです。

料理に使う油を、オリーブオイルに置き換えるのも良いでしょう。

うなぎやたらこなどの魚介類、アボガドにもビタミンEは豊富に含まれています。

ビタミンEの過剰摂取には副作用の注意が必要!

ビタミンEは、過剰摂取によって出血しやすくなる副作用が出ることがあります。

また骨粗しょう症の危険性を高めるとの報告もあり、女性の場合は特に注意が必要です。

18歳以上の場合、男性の場合6.5ミリグラム、女性の場合6ミリグラムが推奨量であり、男女ともに650ミリグラムが上限値です。

ビタミンEは脂溶性のため、体内に蓄積されやすいので、1日の基準量に注意しましょう。

マルチビタミンのサプリメントは他のビタミンも多く含まれていますが、その他のビタミンが肥満に対してどのような効果を示すのかは、明らかになっていません。

質の高い食品からの摂取を心がけるか、ビタミンE単独のサプリメントを検討したほうが良いでしょう。

まとめ

この記事では、肥満の人はビタミンEが不足しており、それが体内の酸化と老化を進行させているという研究を紹介しました。

太っていると体内の大量の脂肪にビタミンEが吸収されてしまうため、肝心の細胞や組織にまでビタミンEが届きません。

太り気味の方は、ビタミンEが基準量を下回らないように、日常的に摂取することをオススメします。

【下の関連記事と新着記事もいかがですか?】

スポンサーリンク

ぜひシェアボタンを押してください!

フォローボタンで最新記事をお知らせ