国連はタバコよりも食事による健康への影響を重く見ている

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unhealthy food
皆さんはタバコと食事のどちらが健康を害すると思われますか?

煙草と書くタバコの煙に含まれる発がん性物質によって上気道、肺の健康に影響があることは周知の事実です。

しかし、そのタバコよりも、果物や野菜を食べなかったり、脂肪や塩分を多く含む食事をとる生活の方が健康に影響するとしたら、どうしますか?

この記事では、国連の特別報告者が会合上で述べた内容を紹介します。

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タバコよりも不健康な食事をするほうが健康に与える影響は大きい

Reference:Unhealthy diets greater threat to health than tobacco; UN expert calls for global regulation

これは、国際連合の食料の権利担当の特別報告者である Olivier De Schutter 氏がジュネーブの会合で行った発言です。

国連の特別報告者(United Nations Special Rapporteur)とは、国際連合人権理事会(United Nations Human Rights Council)によって任命される専門の職務です。

名誉職であり国連から給金が支払われるわけではありませんが、その活動は国際連合人権理事会によってサポートされています。

現在、37人の専門家たちが様々な問題に対して取り組んでいます。

Olivier De Schutter 氏 は会合の中で次の5つの提言を行いました。

タバコの危険性を規制してきたのと同じように食習慣に関しても大胆な枠組みを作りましょう

不健康な食品に対する課税

タバコと同じく健康に悪い食べ物には重い税金を付与すべきです。

脂肪、塩、砂糖を大量に含んだ食品の規制

高カロリー高塩分の食べ物はコントロールされる必要があります。

ジャンクフードの広告取締り

健康に悪い食べ物の代表であるジャンクフードの広告を規制すべきです。

見当違いの補助金の見直し

カロリーのみに着目した特定の栄養素に偏った農産物への補助金を見直すべきです。

消費者が健康、新鮮で栄養のある地元の食べ物を得られるような補助

地域で健康に良い食べ物を入手できるようにサポートが必要です。

この5つの提言は世界中で肥満の人が増加しつつあり、健康への影響が懸念されていることを受けての発言です。

新興国や発展途上国で肥満が伝染している

Title:Global Health Observatory (GHO) Unhealthy diet

世界保健機関(World Health Organization: WHO)からも不健康な食生活(unhealthy diets)に関する同様の警告が出ています。

この中では次の3点を警告しています。

果物や野菜の消費量が少ない

十分な果物や野菜の摂取によって心血管系障害、胃がん、大腸がんのリスクが下がります。

塩分の摂取量が多すぎる

WHO は心血管系疾患の予防のために1日の塩分摂取量を5 g に抑えるべきだとしています。

しかし世界的には1日9-12 g が平均的な塩分の摂取量です。

悪い脂肪の摂取量が多すぎる

飽和脂肪酸とトランス脂肪酸の摂りすぎは心疾患に影響します。

多価不飽和脂肪酸の摂取は冠動脈疾患や糖尿病のリスクを下げます。

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まとめ

多くの国々では経済成長によって十分な栄養を取ることができるようになっています。

しかし飢えに対抗するためにカロリー量のみを確保する施策では、肥満という別の問題を生み出すことになってしまいました。

このような状況が進んでいくのであれば、近い将来、高カロリーな食べ物は法律によって規制される時代が来るのかもしれません。

かつては街のどこででも安く買えて吸うことのできたタバコが取締りの対象となっていったように。

ポテトチップスが一袋1000円になる未来が来ないように、みんなでダイエットをがんばりませんか?

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