乳酸菌の確認済み便秘、アレルギー、感染、がんに関する4つの効果

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乳酸菌ヨーグルト
皆さんは毎日ヨーグルトなど乳酸菌を含む乳製品を食べていますか?

乳酸菌が体に良いことは知られています。

研究では、便秘の解消やアレルギー症状の緩和、免疫力の向上、がんの予防など多く効果が確認されています。

では、なぜ乳酸菌にはこのような効果があるのでしょうか?

また、どの乳酸菌にこのような効果が確認されているのでしょうか?

この記事では、乳酸菌が体に良い影響を与える4つの効果と、ヒトに対する研究において便秘、アレルギー、感染症やがんに関して有効性が確認されている「特定保健用食品」に使われている乳酸菌について紹介します。
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乳酸菌がもたらす腸内細菌叢の改善

乳酸菌とは、そもそも1つの細菌の名前ではなく発酵によって乳酸を産生する菌の総称です。

なかでもヨーグルトに使われているラクトバチルス(Lactobacillus)やビフィドバクテリウム(Bifidobacterium)は、多くの乳製品やサンプリメントに使われています。

この乳酸菌を摂取することで、腸内細菌叢が改善されます。

腸内環境や腸内フローラなど様々な呼び方がなされますが、腸内の細菌種の占有率のことです。

赤ちゃんや乳児の腸内においてはビフィズス菌(Bifidobacterium)が多くを占めています。

しかし加齢に伴いこの割合は減少して、悪玉菌と呼ばれる細菌種の割合が増えていきます。

これが体に様々な悪影響を与えると考えられています。

腸内細菌叢の改善による次の4つの効果が報告されています。

便秘の解消、予防効果

乳酸菌が合成する乳酸によって腸が刺激され、便を押し出すぜん動運動が活発になります。

これにより1日あたりの排便回数と便量の増加が確認されています。

また便の水分量を適切に調整してくれるため、便を出しやすくなります。

アレルギー症状の緩和、予防効果

アレルギーは特定のアレルギー原因物質(抗原体)に対して免疫系が過剰に反応してしまう状態です。

腸は外部から様々な異物が入ってくるため、それが体によって良いものかどうか振り分ける仕組みがあります。

食事によって取り込まれる様々な栄養素は体にとっては異物ですが経口免疫寛容という仕組みによってアレルギー反応を起こさずに吸収することができます。

腸内細菌叢のバランスが崩れて悪玉菌の割合が増えると、アレルギー症状や自己免疫疾患に影響することが報告されています。

腸内環境を乳酸菌によって整えることで、このような過剰反応を抑えることができます。

感染症の緩和、予防効果

腸内は腸管免疫系と呼ばれる免疫器官となっています。

呼吸や食事とともに侵入してくる病原性の細菌は免疫によって排除されます。

腸内フローラの中で悪玉菌の割合が増えると、この免疫力が低下してしまうことが報告されています。

腸内細菌の善玉菌の割合を増やすことで、インフルエンザウイルスや病原性大腸菌の増殖、毒素の抑制効果があります。

がんの予防効果

腸内で悪玉菌の割合が増えると腸内腐敗産物の量も増加します。

腸内腐敗産物とは、インドール、パラクレゾール、フェノール、アンモニアやβ-グルコシダーゼ産生物の総称です。

これらの物質は大腸がんのリスク要因として挙げられています。

腸内環境を乳酸菌優勢にすることで、この腐敗物質の量を減らしてがんの発生を予防することができると考えられています。

また感染症の予防のような自己免疫を強化する免疫賦活作用についても研究が行われています。

同時にこの腐敗物質は便の悪臭の原因であるため、臭いを減らすことにもなります。

ヒトに対する有効性が確認されている乳酸菌

次にヒトに対する試験で効果が確認済みの「特定保健用食品」に使われている11株の乳酸菌を示します。

ラクトバチルス・アシドフィルス CK92株

Lactobacillus acidophilus CK92株の確認済みの効果は次の2つです。

腸壁に接着している有害な悪玉菌を排除

腸壁を刺激して腸のぜん動運動を促進して排便回数を増加

この乳酸菌は、カルピスの「カルピスキッズ」に含まれています。

ラクトバチルス・ヘルベティカス CK60株

Lactobacillus helveticus CK60株の確認済みの効果は次の2つです。

乳酸を活発に産生して有害菌の増殖を抑制

腸壁を刺激して腸のぜん動運動を促進して排便回数を増加

この乳酸菌は、カルピスの「カルピスキッズ」に含まれています。

ラクトバチルス・カゼイ YIT9092株

Lactobacillus casei YIT9092株(シロタ株)の確認済みの効果は次の4つです。

腸の運動を高めて便性を改善

有害菌の腸内増殖を抑制

有害物質の生成を抑え腸内腐敗を抑制

免疫力を維持して抵抗力を強化

この乳酸菌は、ヤクルトの「ジョア」「ソフール」「ピュアラ」「ヤクルト」に含まれています。

ラクトバチルス・カゼイ NY1301株

Lactobacillus casei NY1301株の確認済みの効果は次の1つです。

有用な善玉菌の増殖を促進

この乳酸菌は、日清ヨークの「ピルクル」に含まれています。

ラクトバチルス・ガセリ SBT2055株

Lactobacillus gasseri SBT2055株(ガセリ菌SP株)の確認済みの効果は次の5つです。

腸内に長期間定住

腸内腐敗物質量の低下

有害菌の減少

便の色とにおいの改善

ビフィズス菌の菌数と占有率を増加

この乳酸菌は、日本ミルクコミュニティの「ナチュレ PRO BB」に含まれています。

ビフィドバクテリウム・ロンガム SBT2928株

Lactobacillus longum SBT2928株(ビフィズス菌SP株)の確認済みの効果は次の4つです。

腸内に長期間停留

腸内腐敗物質産生酵素量と活性の低下

有害菌の減少

ビフィズス菌の菌数と占有率を増加

この乳酸菌は、日本ミルクコミュニティの「ナチュレ PRO BB」に含まれています。

ビフィドバクテリウム・ロンガム BB536株

Lactobacillus longum BB536株の確認済みの効果は次の7つです。

排便回数の増加

便性状の改善

腸内腐敗産物の生成を抑制

腸内で増殖

腸内有害菌の生育を抑制

抗生物質によって乱された腸内フローラの変調を改善

病原性大腸菌の毒素(エンドトキシン)の毒性を軽減

この乳酸菌は、森永乳業の「ビヒダス」「カルダス」に含まれています。

ビフィドバクテリウム・ラクティス FK120株

Lactobacillus lactis FK120株の確認済みの効果は次の6つです。

排便量の増加

便性状の改善

腸内腐敗産物量の低下

便の臭いの減少

悪玉菌の減少

ビフィズス菌の増加

この乳酸菌は、福島乳業の「デンマークヨーグルト」に含まれています。

ラクトバチルス GG株

Lactobacillus GG株の確認済みの効果は次の3つです。

悪玉菌数の減少による腸内細菌叢の改善

腸内腐敗産物の抑制

便性の改善

マウスに投与すると放射線に対する死亡率が低下したとの報告もあります。

この乳酸菌は、高梨乳業の「タカナシヨーグルトおなかへGG!」に含まれています。

ラクトバチルス・ブルガリカス 2038株

ストレプトコッカス・サーモフィラス 1131株

Lactobacillus bulgaricus 2038株とStreptococcus thermophilus 1131株(LB81乳酸菌)の確認済みの効果は次の5つです。

善玉菌の増殖を促進

腸内腐敗産物生成の抑制

排便回数と便量の増加

悪玉菌の減少

便の臭いの抑制

この乳酸菌は、明治の「明治ブルガリアヨーグルト」に含まれています。

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まとめ

乳酸菌を摂取して腸内細菌叢を改善することは、次の4つの効果をもたらします。

便秘の解消、予防効果

アレルギー症状の緩和、予防効果

感染症の緩和、予防効果

がんの予防効果

これらの効果がヒトにおいて確認されている「特定保健用食品」に使われている乳酸菌11株を紹介しました。

腸内環境は継続的に乳酸菌を摂取しなければ容易に崩れてしまうことがわかっています。

健康を維持するためにも乳酸菌を含んだトクホ製品を食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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