メタボな人が不足すると命にかかわる必要ビタミンとは

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内蔵周囲に蓄えられた脂肪細胞が、健康基準量を超えている、メタボリックシンドロームと呼ばれる症状の方は、先進国を中心として世界中に何百万人もいます。

内蔵肥満であるメタボは、命にかかわる成人病、太り過ぎによって発症する糖尿病だけではなく、高血圧を引き起こして心筋梗塞や脳梗塞の原因になったり、慢性的な炎症反応を誘起して癌の引き金になったりします。

このメタボ状態を解消するためにはダイエットが必要ですが、肥満を解消するまでに、あなたが摂取しなければならない『特定のビタミン』があることが判明しました。

メタボリックシンドロームの人たちが必ず不足している、このビタミンを十分に摂取しなければ、ダイエットに成功する前に上記の危険な病気を発症するリスクが高まるのです。

この記事では、最新の研究によって明らかになった、肥満と『ビタミンE』の密接な関係を紹介します。

Traber MG., et al., Am J Clin Nutr. 2017. Metabolic syndrome increases dietary α-tocopherol requirements as assessed using urinary and plasma vitamin E catabolites: a double-blind, crossover clinical trial.

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メタボな人はビタミンE欠乏症にかかっている(痩せている人よりも1.4倍摂取が必要)

これまでの研究では、肥満を解消して体脂肪を減らすためには、適切なカロリー制限が最適であり、何か特別な栄養素は不要だと考えられてきました。

実際に他の研究機関で行われた血液分析では、健常人と肥満患者の血液に残っているビタミンEの量に差は無かったのです。

しかし医学の進歩にともなって、新しい分析方法(放射線同位体標識)が開発されたため、アメリカのオレゴン州立大学(Oregon State University)とオハイオ州立大学(The Ohio State University)の研究者らは、健康な人とメタボな人の体の中にあるビタミンE量を再検査してみました。

その結果、体全体のビタミンEを比較すると、メタボの人からはビタミンEが1.4倍も早く排出されており、慢性的な欠乏状態になっていることが明らかになったのです。

ビタミンEは脂肪に溶ける脂溶性ビタミンなので、血中コレステロール値が高いメタボの人は血液中にビタミンEが溶け出して、見かけ上、ビタミンE量が増えていたのです。

このため本当にビタミンEを必要としている体の組織や臓器には、この微量元素が不足している状態に陥っていました。

では、なぜメタボの人にとって、ビタミンEの不足が問題になるのでしょうか。

ビタミンEの抗酸化作用は病気の原因を取り除く

ビタミンEは、アーモンドやクルミなどのナッツ類、青魚や小麦胚芽、オリーブオイルなどから摂取することができる大切な栄養素の一つです。

ビタミンEは抗酸化物質であり、細胞を酸化から保護する作用があります。

また免疫機能の活性化や、皮膚や細胞の傷の修復、脂肪の蓄積を予防し、目や脳の神経機能の維持、体に悪影響のある遺伝子を抑制する効果を持っています。

この効果によって、重大な病気である糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞といった生命を脅かす病だけでなく、肥満を予防することも可能です。

しかし、すでにメタボになってしまっている人は、体から脂肪を取り除くためにビタミンEを大量に必要とするため、結果として欠乏症になってしまっていたのです。

肥満による病気を予防するため、そしてダイエットに成功するためにも、不足しているビタミンEを補給することをオススメします。

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まとめ

この記事では、メタボな人はビタミンEが不足しており、その不足が長期間続くと命に関わる重大な病気の原因になるとする研究を紹介しました。

ビタミンEは、体の健康維持と脂肪燃焼のために常に消費されているため、太っている男性の92%、メタボな女性の96%が不足していると推定されます。

ビタミンEは食事からも摂取することができますが、同時に脂肪も摂取しなければならないため、天然の素材から得ることは難しい微量元素の一つです。

ビタミンE含有量の多い食品やサプリメントを賢く利用して、ビタミンE欠乏症を解消しましょう。

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