お肉が大好きなあなたは大腸がんになる! その理由と予防対策とは

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お肉の食べ過ぎが、癌になる原因だという話を、聞いたことがありませんか?

筋力を強化していくためには、筋肉トレーニングによって筋繊維を傷つけて、再生させなければなりませんが、その材料としてのタンパク質の摂取は必須です。

男性の場合、日常生活の中で筋肉量を維持するだけでも、除脂肪体重×0.8グラムのタンパク質を摂取しなければなりません。

ダメージを受けた筋肉を超回復させるためには、除脂肪体重×1.0~1.2グラムのタンパク質が毎日必要になります。

効率良くタンパク質を摂取するためには、加工されたホエイプロテインパウダーが便利ですが、せっかくなら美味しい牛肉や豚肉を食べたいものです。

しかし日本人を対象とした最新の研究によれば、食肉消費量と癌の発生、特に大腸がんになるリスクに、比例関係があることがあきらかになってきました。

Reference:Wada K., et al., Cancer Sci. 2017. Meat consumption and colorectal cancer risk in Japan: The Takayama study.

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肉を食べすぎる男性は大腸がんに1.44倍かかりやすい

ベジタリアンやヴィーガンといった肉食を避ける自然派志向運動の多い欧米では、食肉摂取量と癌に関する研究が多く行われてきました。

しかし日本では、欧米と同じくらい古くから肉食の歴史があるにもかかわらず、肉摂取量と癌との関係性を評価した研究は行われていませんでした。

(ちなみにアメリカやヨーロッパ諸国の白人は狩猟民族で肉食だから腸が短く、日本人などの黄色人種は農耕民族だから腸が長いというのは、俗説であり嘘です)

岐阜大学の和田恵子 准教授らのグループは、日本人の肉の消費量と結腸直腸がん(大腸がん)リスクにどのような関連があるのか評価を行いました。

准教授らは、1992年の実験開始時に35歳以上だった男性13,957人、女性16,374人の食事と病歴を2008年まで追跡調査しました。

その結果、実験終了までに男性429人、女性343人が大腸がんを発症し、男性の肉類全般を平均以上食べていた人のがん発生率は1.36倍に、特に赤身肉を好んで食べていた人は1.44倍も大腸がんになる可能性が上昇していました。

一方、女性は肉食量と大腸がんの発症率に、関連は見られませんでした。

では、なぜ肉を多く食べすぎると、かんになりやすいのでしょうか。

過剰なタンパク質と脂質が腸内細菌叢を破壊する

肉料理を食べると、肉は胃の中で消化分解され、タンパク質と脂質となって腸に運ばれます。

適切な量のタンパク質と脂質は、善玉の腸内細菌によって化学反応を起こし、体に吸収しやすい形に変化します。

しかし善玉の腸内細菌が処理しきれないタンパク質と脂質が来たり、そもそも善玉細菌の量が少ない場合、過剰な肉類は腸内で悪玉菌によって「腐敗」してしまうのです。

この腐敗によってタンパク質と脂質は、がんの原因物質となる身体にとって有害な化合物へと変化することがわかっています。

これが、過剰な肉食によって大腸がんになってしまう理由なのです。

しかしトレーニングによって疲労しダメージを受けた筋肉を回復させるためには、相当量の肉を食べる必要があります。

どうすれば、この癌リスクを予防することができるのでしょうか。

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腸内細菌叢を正常に保つ食材を肉と同時に摂取すること

この対策のヒントは、男性と同じように大量の肉を食べても、女性は大腸がんになりにくいという研究結果にあります。

男性と女性の食習慣において、最も大きな違いとは何でしょうか?

それは女性の方が、食物繊維の多い食材や発酵食品を好むということです。

野菜やフルーツ、キノコや海藻類など、食物繊維を多く含む食べ物には、腸内の善玉細菌のエサとなって増殖を促進し、また消化しきれない余分なタンパク質と脂質の老廃物を、体外に排出する作用があります。

そしてチーズやヨーグルト、味噌などの発酵食品にも、善玉細菌を増やして悪玉細菌を減らす、腸内細菌叢を正常に治療する効果があるのです。

このように食物繊維と発酵食品の料理を肉料理の付け合わせとして食べることで、消化管の大腸ががんになる危険性を抑えることができます。

まとめ

この記事では、日本人男性は過剰な肉食によって大腸がんになる危険性が増える、という研究を紹介しました。

筋肉を維持して、さらに鍛え上げていくためには、肉を食べることは避けれらません。

肉食による大腸癌リスクを減らすためには、腸内細菌を活発化させる食物繊維と発酵食品を、肉料理と同時に食べることが必要です。

トレーニング効果を増やし、食事の楽しみを削らないためにも、サラダやヨーグルトを毎食一皿追加することをおすすめします。

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