妊娠中にゼロカロリーコーラを飲みたい! 限度は? 赤ちゃんへの影響は?

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妊娠中にコーラが飲みたい、という気持ちになることは、世界的な現象のようです。

妊娠すると胎児を成長させるために子宮が拡大して、羊水の量を増やすために、妊婦は通常の状態よりも、多量の水分を飲まなければなりません。

また妊娠中のストレス緩和や、つわりの気持ち悪さをスッキリさせるために、いつもよりも炭酸飲料を飲みたい気分になります。

しかし普通のコーラにはカフェインと糖分が、そしてゼロカロリーコーラには人工甘味料(スクラロース、アセルファムK)が入っています。

これらの成分は、胎児に悪い影響を与えない、安全な物質なのでしょうか?

この記事では、カフェイン、糖質、人工甘味料が母体と赤ちゃんに与える影響について紹介します。

Reference:Zhu Y., et al., Int J Epidemiol. 2017. Maternal consumption of artificially sweetened beverages during pregnancy, and offspring growth through 7 years of age: a prospective cohort study.

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妊娠中にカフェインは1日どれくらい飲んでも大丈夫?

ビタミンやミネラルなどの微量元素については、日本の厚生労働省や食品安全委員会が、1日の上限値を公表しています。

しかしカフェインについては、日本国内の安全性基準は存在しません。

海外では、欧州食品安全機関(EFSA)が2015年に発表した意見書によると、妊婦・授乳婦の1日の摂取限度は200mg までとなっています。

赤いコカコーラに含まれるカフェインの量は、100mLあたり10mgであり、500mLのペットボトル1本で50mgになります。

黒いコカコーラゼロや白いトクホのコカコーラプラスも、同じ量のカフェインが含まれています。

青いペプシストロングに含まれるカフェインの量は、100mLあたり19mgであり、500mLのペットボトル1本で95mgになります。

銀色のペプシストロングゼロも、同じ量のカフェインが含まれています。

ただし金色のペプシスペシャル(特定保健用食品)は、490mLのペットボトル1本あたり、25mgしか、カフェインが含まれていません。

このためカフェインの限度だけ考えるなら、コカコーラ社のコーラは1日4本まで、サントリー社のペプシストロングは2本、ペプシスペシャルは8本まで安全だと考えられます。

清涼飲料水の糖質は吸収されやすいから危険?

コカコーラもペプシコーラも、100mLあたり11.3gの砂糖が入っていて、45kcalあります。

ペットボトル1本に直すと、56.5gの砂糖と225kcalであり、角砂糖20個分にもなります。

水に溶けた糖質は消化器官から吸収されやすいため、一度にたくさんのコーラを飲むと血糖値が急上昇します。

極端な血糖値の変動は、心臓や脳の血管にダメージがあり、脂肪としても蓄積しやすく、肝臓に悪影響を与えて、一過性の妊娠糖尿病を発症させるリスクがあります。

妊娠糖尿病は、妊娠中におこる血糖値の異常ですが、この病気になると赤ちゃんの脳や体の成長に悪い影響を与えるという報告があります。

また妊娠糖尿病になった妊婦は、出産後に本当の糖尿病になってしまう確率が上昇します。

このため糖質の量と吸収速度を考慮すれば、500mLペットボトル1本のコーラを、1日かけて飲むくらいが適量です。

でもコーラは一気に飲むから美味しい、一度にたくさん飲みたいという方もいらっしゃると思います。

では、糖質が含まれていないゼロカロリーコーラならば、妊婦にとって安全な飲み物なのでしょうか?

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ゼロコーラで赤ちゃんは小学生まで太る体質になる

妊娠中の過剰な栄養の摂取は、妊娠中の体重増加や妊娠糖尿病を引き起こす危険があります。

これらを予防するために、普通のソフトドリンクやフルーツジュースではなく、ゼロカロリーのコーラやジンジャーエルなどの炭酸ドリンクを選ぶことが、欧米で流行しています。

でも本当に、砂糖の入った飲み物よりも、人工甘味料入りの飲み物の方が、妊娠中の体にとって良い物なのでしょうか?

米国のユーニス・ケネディ・シュライバー国立保健開発局の Zhang Cuilin 博士らのグループは、妊娠期間中に摂取した食べ物と、生まれた子どもの健康状態についての関係を調査しました。

博士らが、1996年から2002年まで91,000人以上の女性の食事内容のアンケート結果を分析した結果、人工甘味料の入ったゼロカロリードリンクを1日1本以上毎日飲んでいた母親から生まれた子どもは、7歳の時点で太りすぎか肥満になっている確率が2倍になっていたのです。

人工甘味料自体はカロリーがありませんが、他の炭水化物の吸収を促進したり、腸内の善玉細菌を減らしたり、満腹ホルモンを減らすなどの作用があることがわかっています。

このためカロリーゼロでも、子どもが太りやすい体質に変わってしまうのだと考えられます。

まとめ

この記事では、妊婦が1日に飲んでも良いコーラの量を、カフェイン、糖質、人工甘味料の3点から検討しました。

総合的に判断すると、普通のコーラでもゼロカロリーコーラでも、1日に500mLペットボトル1本以下の摂取量が限度だと考えられます。

妊娠すると水分が欲しくなるとともに、甘い飲み物が飲みたくなります。

これは体の水分量を増やすとともに、胎児を成長させるためのカロリーを、身体が本能的に要求するからです。

けれど、ご自身と赤ちゃんの健康のために、コーラは1日1本に減らすことをおすすめします。

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