メープルウォーターは危険? ダイエット効果と本当の副作用とは

更新日:

飲めば痩せるドリンクとして流行し始めた「メープルウォーター(maple water)」には、実は危険な副作用があるって噂を、ご存知ですか?

メープルウォーターは、ココナッツウォーターのように100%植物由来の天然水で、春の雪解けの季節に数週間だけ楓(カエデ)の木から自然に流れ出てくる樹液です。

このメープルウォーターには、ダイエットに効果がある様々な栄養成分が含まれていますが、その一方で、健康に害があると説明しているブログやサイトも検索で見つかります。

市販のメープルウォーターは、安全ではない危険な飲み物なのでしょうか?

この記事では、メープルウォーターがダイエットに効く3つの栄養素と、本当の毒性について調査した結果を紹介します。

336固定




メープルウォーターのカロリーとダイエットに効く3つの栄養素とは

メーブルウォーターって、高カロリーなんでしょ?

メープルウォーターが高カロリーだと誤解されている方もいますが、実は100 mLあたり8キロカロリーしかありません。

低カロリーと表示されているドリンクや同じ植物性のココナッツウォーターのカロリーが、100 mL あたり20 kcal 程度あるので、比較すると同じ量でもカロリーは3分の1にしかなりません。

なぜメーブルウォーターのカロリーが多いと誤解されているのか、それはメーブルウォーターが「メープルシロップ」の原材料だからです。

カエデの木から採れる甘味料の「メープルシロップ」は、このメープルウォーターを、約40分の1の量になるまで、じっくりと煮詰めることで作られます。

こんなに濃縮されたメープルシロップが甘くなるのは当然なのですが、実はメープルシロップが高カロリーだというのも誤解だという記事を書いていますので、真実を知りたい方はご一読ください。

メープルシロップの痩せる効能とは?栄養成分がダイエットに効く理由とは

メープルウォーターに多いビタミン類って何?

メープルウォーターには、脂肪や糖質の分解・燃焼に関わるビタミンが豊富に含まれています。

ビタミンB1(チアミン)は、食べ物に含まれる炭水化物などの糖質をエネルギーとして消費しやすくする作用があり、また筋肉や心臓、神経を活発に動かして基礎代謝を高める作用もあります。

ビタミンB2(リボフラビン)は、体を形作る細胞の成長と維持に不可欠なビタミンで、ビタミンB2不足は皮膚を弱めて肌荒れや脱毛、爪の変形を招きますが、十分に補給することで肌の弾力を増やす効果が期待できます。

ナイアシンは、炭水化物などの糖質と脂肪由来の脂質を消化分解して、エネルギーとして使いやすい形に変えます。

またナイアシンは、体内のコラーゲン合成を助ける効能があるため、肌の代謝を助けるアンチエイジング効果だけではなく、スポーツ時のケガを予防する効果もあります。

運動しても体重が減らない脂肪が落ちないという方や、ダイエットを続けていて肌や髪質がカサカサパサパサになってきたという方は、脂肪の燃焼を助けて美容にも作用するメープルウォーターがオススメです。

メープルウォーターのミネラル類には何があるの?

 

メープルウォーターには、主に体内の水分バランスを調整する様々なミネラル類が含まれています。

カルシウムは、骨や歯を強化して運動時のケガを防止する効果があり、また血の流れを良くして血圧の上昇を防ぎ、食べたカロリーを筋肉や内臓がエネルギーとして使いやすくする作用もあります。

カリウムは、体に入った余分な塩分を外に排出する効果と、新陳代謝を改善する作用があり、デトックスミネラルとして、最近注目を集めています。

亜鉛は、タンパク質を筋肉に変えるために必要なミネラルで、体の中で働く酵素の材料となり、糖質の分解やアルコールの解毒にも有効です。

マンガンは、炭水化物と脂肪の燃焼に必要な酵素の材料であり、また抗酸化ホルモンを作る元でもあります。

マグネシウムは、カルシウムと同じ骨や歯の強化だけでなく、筋力強化にも役立つミネラルです。

メーブルウォーターは、スポーツドリンクと比べても低カロリーで、豊富にビタミンやミネラルを含んでいるため、運動後の水分補給や暑い夏場の熱中症対策にも効果的です。

メープルウォーターの抗酸化物質ポリフェノールとは?

 

植物由来の天然水であるメープルウォーターには、様々な植物性ポリフェノールが含まれています。

このポリフェノール類は、シュガーブッシュ(サトウカエデ)だけに含まれている成分も多く、抗酸化作用だけでなく、ダイエットに有効な様々な効能があることがわかっています。

例えば、肝臓の酵素を活発にして食べた食事のカロリーを分解する作用があり、脂肪肝になりにくいとされています。

また善玉菌を増やして腸内細菌を正常にする腸活作用があるため、便秘の解消や脂肪をためない痩せやすい体質に変わるという研究も報告されています。

さらにポリフェノール類には、身体に悪い悪玉菌だけでなく、薬が効かない病気を引き起こす薬剤耐性細菌を殺す作用や免疫力を高める作用があるため、感染症の予防にも有効という論文も発表されています。

もちろんメープルシロップにもダイエットに良い成分が含まれていますが、メープルウォーターは樹液そのものから非加熱で作られるため、栄養成分が失われることなく豊富に含まれているのです。

このように減量だけではなく、健康にも良い栄養成分が含まれているメープルウォーターですが、一部では体に良くない副作用や毒性があると書いているサイトもあります。

なぜメープルウォーターは、危険だと思われてしまうのでしょうか?

メープルウォーターのアブシシン酸(ABA)に注意!

メープルウォーターには、特有の植物性ホルモンとして、アブシシン酸(abscisic acid, ABA)が含まれています。

アブシジン酸と誤記しているサイトが多いのですが、英語の発音でも日本語表記でも、アブシ,シ,ン酸が正解です。

間違った情報を載せたままでは、他の情報も正確性が疑われてしまうので、訂正した方が良いでしょうね。

アブシシン酸には、植物性ポリフェノールの一種であり、血糖値の上昇を抑えて、カロリーが脂肪に変わることを防いだり、血糖値をコントロールして空腹感を減らす作用があります。

またアブシシン酸には、免疫力を高める効果もあり、免疫細胞の一つである顆粒球の活動を活発にするのですが、このことがメープルウォーターに毒性があるという誤解のもとになっていると考えられます。

この顆粒球は、体内に侵入した細菌やウイルスを捕まえて殺菌する白血球の一種であり、細菌を捕食して殺菌する能力を持っています。

この殺菌のために、顆粒球細胞は「活性酸素」を産生します。

ご存知の通り活性酸素は老化の原因物質の一つとされているため、顆粒球を活性化させるメープルウォーターを飲みすぎると、体内の活性酸素が増える危険性があると間違った情報が流されています。

確かに顆粒球細胞は活性酸素を作りますが、それは殺菌のために細胞の中だけで増やす行動であり、顆粒球が活発になったからと言って、体の活性酸素が増えすぎるということはありえません。

ただしメープルウォーターは天然由来のドリンクなので、正しい認証を受けたメーカーが製造した製品を選ぶことをオススメします。

認定された信頼できる4つのメープルウォーターとは

 

メープルウォーターは、カエデの樹木から採取される樹液なので、不適切な処理を行うと、汚染の危険や成分が不安定になってしまう恐れがあります。

これを防ぐため、カナダのケベック・メープル製品生産者協会(FPAQ)は、7年間かけて2013年に認証制度「NAPSI」を作り上げました。

NAPSIとは、天然(Natural)、本物(Authentic)、純粋な(Pure)、殺菌済み(Sterile)、完全な(Integral)、の頭文字からつくられた略語で、加工された化学保存料や添加物を全く含まず、樹液そのものの味を保ったカナダ・ケベック州産のピュアメープルウォーターであることを証明するものです。

樹液の採取から工場までの輸送、殺菌・製造までの3つの段階において、それぞれの工程に厳格な基準のテストをクリアした製品しか、認証マークを付けることが許されないのです。

この認証のあるメープルウォーターは、低カロリー、46種類の生物活性物質を含有、ポリフェノールの量が保証されています。

日本で手に入るNAPSI認証済みのメープルウォーターには、次の4つがあります。

・SEVA http://drinkseva.com/home
・OViVA http://oviva.ca/en/
・WAHTA http://www.drinkwahta.com
・Necta http://nectanature.ca

一部のtwitter のつぶやきなどでは、メープルウォーターを自作する作り方として、メープルシロップをミネラルウォーターで薄める方法が紹介されていますが、味はまずいですし、オススメできません。

336固定




メープルウォーターを使ったオススメのレシピとは

メープルウォーターには、ほのかな甘みがあるので、そのまま飲んでも十分に美味しい飲み物です。

ひと手間かけるとすれば、ノンカロリーの炭酸水で割ってさらに低カロリーにしたり、フルーツジュースや野菜ジュースに加えて糖質を減らすこともできます。

スムージーを作る時の水の代わりや、オートミールやフルグラに入れる牛乳に加えても、風味が増して美味しいです。

パンやクッキー、ケーキやアイスクリームなどの材料に使っても、ほのかな甘みとメープルの香りづけができます。

皆さんも、ぜひ色々な応用方法を試してみてください。

まとめ

この記事では、メープルウォーターのカロリーとダイエット効果のある3つの栄養成分、誤解されている副作用と認証制度について紹介しました。

メープルウォーターは、1本250ミリリットルあたり20キロカロリーと、とても低カロリーな飲み物です。

さらに痩せる効果の高いビタミンやミネラル、抗酸化物質ポリフェノールが豊富に含まれています。

免疫力も高めるため毒性があるとするブログもありますが、誤解であり、科学的に危険性のない安全な飲み物です。

ただし天然成分のため、認証された4つのメーカー以外の品を買うことは、止めたほうが良いでしょう。

この有名メーカーの商品は、成城石井やカルディ(KALDI)、ネットでも楽天市場やamazonで購入することができます。

いろいろな料理の材料にも使えるメープルウォーターを飲んで、ダイエットに挑戦してみませんか?

336固定




336固定




-食とダイエット

Copyright© Dr. Doo の ダイエット講座 , 2017 All Rights Reserved.