炭水化物抜きダイエットの危険な効果

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皆さんは炭水化物抜きダイエットを試されたことはありますか?

炭水化物抜きダイエットとは、炭水化物は絶対にとってはいけませんがタンパク質や脂肪は食べ放題というダイエット方法です。

これまでにも名前を変えて、このダイエット方法が流行しました。

結論から言えば、炭水化物抜きダイエットはやせます。

しかし、私は炭水化物抜きダイエットを勧めません。

それはとても健康的なダイエットとは呼べない代物だからです。

炭水化物抜きダイエットがやせる理由と、その危険性についてお話したいと思います。

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最も重要な栄養素である糖質を食べない危険

ヒトの体にとって最も重要な栄養素とは何だと思われますか?

筋肉の原材料となるタンパク質でしょうか。骨の原材料となるカルシウムなどのミネラルや、体の調子を整えたり維持に役立つビタミン類と思われるかもしれません。

しかし、ヒトの体にとって最も重要な栄養素は糖質です。なぜなら、ヒトをヒトたらしめる脳の栄養源だからです。

脳は糖質しか栄養にすることができない

脳はヒトの基礎代謝量の約20%を消費します。

体重換算で2%程度の脳だけでこれだけのカロリーを使うのですから、どれだけエネルギーが必要かわかっていただけると思います。

なぜ炭水化物抜きダイエットが危険なのか、それは脳は炭水化物から得られる糖質しか栄養にすることができないからです。

食物から得られる糖質が不足するのであれば、脳はどこか他の所から糖質を確保しようとします。

それによって引き起こされるのが、炭水化物抜きダイエットの第1の危険である筋肉の分解です。

徐々に分解され消化されていく全身の筋肉

全身の筋肉は、長時間の運動によって糖質が不足したときのために、その中に糖質を蓄えています。

問題は、この糖質は筋肉を分解しないと取り出せないということです。

つまり炭水化物抜きダイエットを続ければ続けるほど、全身の筋肉が消化されて脳の栄養となっていきます。

筋肉は脂肪よりも重いため、体重はみるみる減っていくことでしょう。

それは大切な筋肉を失って減らすべき脂肪が残った間違ったダイエットの効果です。

そして筋肉が減ると、第2の危険である脳機能の減退が起こります。

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徐々に鈍くなる脳の活動

栄養源である糖質が不足し、その予備バッテリーである筋肉も減ってくると、脳は脳自体のカロリー消費量を抑えようとします。

脳のカロリー消費量を減らすためには、活動を低下させなければいけません。

つまり、どんどん脳機能が低下していくことになります。

脳の活動が弱まれば、ヒトは徐々に無気力な状態へと変わります。

これによって食欲も落ちるため、体重はさらに減ることになります。

しかしこれでは、生きる行為そのものを抑制しているようなものです。

その結末は、決して幸福なものではないことを、皆さんに警告します。

最後に

このように、炭水化物抜きダイエットは継続することで確実な体重減少が見込めます。

ただし減ってはいけない筋肉が減るだけであり、落とすべき脂肪が残ります。

また深刻な脳へのダメージも懸念されるため、私は炭水化物抜きダイエットを皆さんに勧めることはありません。

このダイエット方法が私の考える正しいダイエットとは異なるものだからです。

 

Dr. Doo の ダイエット講座では、ダイエットに関係する様々な事柄について、可能な限り科学的根拠と医学的根拠に基づいた説明を付け加えた上で、皆さんにご紹介していきたいと考えています。

この記事が、少しでもあなたのダイエットのお役に立てれば幸いです。

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