COPD(慢性閉塞性肺疾患)は正しい食事をすれば半分近く予防できる

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COPD

COPD(慢性閉塞性肺疾患)とは、肺気腫や慢性気管支炎とも呼ばれる肺(呼吸器)の病気です。

ストレスの解消やダイエットのために喫煙される方もいますが、タバコはCOPDの発生原因の7割を占めています。

COPDはタバコなどに含まれる有害な微粒子を吸い込んでしまうことで、肺の肺胞や気管支に炎症が起こり、呼吸機能が低下して死に至る病です。

例え禁煙に成功しても、肺が汚染されたことによってCOPDの発症率はタバコを吸ったことのない人と比べて上昇することがわかっています。

では、このCOPDを予防する方法はないのでしょうか?

この記事では、COPDを予防する方法として、ある食事療法に効果が見られたとする研究を紹介します。
by ♥ Unlimited
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Reference:Varraso R., et al., The BMJ. 2015. Alternate Healthy Eating Index 2010 and risk of chronic obstructive pulmonary disease among US women and men: prospective study.

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タバコを吸うと体重は減るけれどCOPDの危険性が高まる

喫煙は食欲を抑える効果があるため、体重を減らすためにタバコを吸う習慣を続けている方もいらっしゃるでしょう。

しかしタバコの吸いすぎは、COPDの発症リスクを高めてしまいます。

COPDが進行すると、肺の酸素吸収力が低下して、代謝量と筋肉の減少、運動能力の低下を引き起こします。

このため喫煙によって一時的に痩せられても、禁煙するとリバウンドしやすい不健康な体になってしまうのです。

またCOPDの症状は、息切れなどから慢性的な咳へと発展し、やがて呼吸不全を起こして息ができなくなるという非常に苦しいものです。

正しい食生活をすることで喫煙者でもCOPDのリスクを下げられる

日常生活の習慣によって、このCOPDの発症率を抑える方法はないかと考えた研究者がいます。

アメリカのハーバード公衆衛生大学院(Harvard School of Public Health)のCarlos A Camargo教授らは、どのような生活をしている人のCOPDリスクが低いのか調査を行いました。

教授らは、男性47,026人、女性73,228人、合計120,254人の食生活、運動習慣、年齢、体重、喫煙習慣、病歴などのデータを集めて解析を行いました。

その結果、健康的な食生活をしている人は、例え喫煙者であってもCOPDになりにくいことがわかったのです。

健康的な食事とは、野菜や果物を多く食べて、炭水化物は全粒穀物や豆類から、脂質はナッツ類など不飽和脂肪酸やオメガ3脂肪酸を含んだ食品から摂取するものです。

お酒などのアルコールも、たしなむ程度で飲みすぎなければ問題にはなりませんでした。

このような健康的な食事をしている人たちは、赤身肉や加工肉を食べ、精製穀物や砂糖から糖質を摂取している不健康な人たちよりも、40%もCOPDになりにくかったのです。

この効果は喫煙経験はあるけれど禁煙に成功した人たちだけではなく、タバコを吸い続けている喫煙者にもあることがわかりました。

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まとめ

この記事では、COPDの発症を健康的な正しい食事を取ることで抑えられるとする研究を紹介しました。

COPDは進行性の病であり、運動機能や筋力が少しずつ低下していき、息もだんだんできなくなっていくという、とても苦しい病気です。

このCOPDの最大のリスク要因は喫煙だと考えられていますが、重症化するまで禁煙に踏み切れない方もいます。

せめて健康的な食事を食べることで、COPDの危険性を少しでも下げておくことをおススメします。

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