グレープシードオイルはダイエットと美容に効果があるけど危険?その注意点とは

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グレープシードオイル(Grape seed oil)とは、葡萄種油とも呼ばれる、ブドウの種から作られる植物油の一種です。

ブドウ(葡萄、Grape)は、古代から人類が栽培してきた有益植物であり、7000年前にはブドウを原料にしたお酒であるワイン醸造が始まっていました。

お酒なのにワインを飲むと健康になるというフレンチパラドックスという現象は、ワインに豊富に含まれている植物性ポリフェノールのアントシアニン、ヒドロキシ酸、プロアントシアニジン、スチルベノイド(レスベラトロール)の抗酸化作用によるものだと考えられています。

ワインの原料となるブドウ科ブドウ属に分類されているヨーロッパブドウの木は、民間治療用の薬として余るところなく使われていて、樹液が皮膚病に、葉っぱは炎症やケガの出血に、天日干ししたレーズンは便秘の患者さんに与えられてきました。

そしてブドウの種子を圧搾して搾油されるグレープシードオイルも、食用品としてだけではなく、化粧品やアロマテラピーのキャリアオイルとしても使用されてきました。

この記事では、グレープシードオイルのダイエットと美容に効く栄養成分の効能と、注意しなければならない食べ方や使い方について、紹介します。

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食用グレープシードオイルのカロリーと栄養成分とは

グレープシードオイルのカロリーは、1グラム当たり8.8kcalで、他の油と比べると脂肪の純度が高くなっています。

油の成分比率としては、ω-6脂肪酸であるリノール酸が7割、一価不飽和脂肪酸であるオレイン酸が15%、その他にもパルミチン酸、ステアリン酸、α-リノレン酸などが含まれています。

体に必要な必須脂肪酸であるリノール酸とオレイン酸がほとんどでコレステロールゼロ、摂取によって代謝アップや血液をサラサラにしたり、善玉コレステロールを増やす効果や悪玉コレステロールを減らすという、痩せるだけでなく動脈硬化予防など健康にも良い成分が含まれています。

またグレープシードオイルには、ポリフェノール類だけでなく、抗酸化力の優れているビタミンEがたっぷり(オリーブオイルの2倍以上)含まれているため、とても酸化しにくい油であり、体を酸化から保護してくれるアンチエイジングの効能も期待できます。

この豊富なビタミンEが、油が酸化して劣化することを予防するため、グレープシードオイルには酸化防止剤などの添加物が加えられていない無添加植物油なのです。

食用グレープシードオイルを使った料理の特徴

グレープシードオイルは一般的な油とは違い、べたべたしないさらりとしたソフトな油です。

とってもサラサラで、植物油の独特な匂いもなく、ほとんど無味無臭です。

このためドレッシングやマリネの材料として非加熱で使うと、素材の風味を殺すことなく、素材そのものの味を十分に引き立たせることができます。

オムレツなどの卵料理や、ケーキ、クレープ、お菓子類に使うと、ふわふわとした食感の柔らかい仕上がりになります。

グレープシードオイルは、原材料となるブドウの種類によって濃い緑(ダークグリーン)から薄黄色まで、様々な色合いのものがありますので、料理の見た目を重視した使い分けも可能です。

炒め物や揚げ物、フライパン料理に使っても、グレープシードオイルは飛び散ったり油はねが少なく、また加熱による高温による化学変化に強いため、白い煙が上がりません。

そして調理した揚げ物も油切れが良いため、余分なカロリーを摂取しなくても済みます。

ダイエットや健康が気になる人だけでなく、ストレスで胃腸の弱っている方、病気で病人食を食べなければいけない方、お年寄りにもおすすめな植物油なのです。

口コミやwebサイトの感想の中には、毎日大さじ1~2杯飲むと良いなどと勧めているものがありますが、カロリーオーバーになる危険性が高いので、止めておいた方が無難です。

外用グレープシードオイルの効果・効能とは

健康に良い葡萄の種子から抽出されるグレープシードオイルには、いったいどのようなパワーが秘められているのでしょうか。

グレープシードオイルには、抗酸化物質であるビタミンEやポリフェノールが豊富に含まれているため、ドライスキンに水分や有効成分を閉じ込めて改善して保湿力を高めたり、肌の質感を軟化させてぷるぷるにしたり、皮膚の血管を収れんさせて引き締める効果があります。

また髪の毛にシャンプー前のヘアパックとして使えば、しなやかな髪になりますし、ブリーチやエクステでパサパサした毛に潤いを取り戻すこともできます。

まつ毛に使っても大丈夫で、メイクやつけまつ毛で傷んだ部分を補修してくれます。

ココナッツオイルやオリーブオイルよりも値段が安いため、アロマテラピーやマッサージ用オイルとしても使いやすく、他の油よりもさらっとしているので、肌に塗布しても伸ばしやすく、滑りが良い、後始末が簡単などの利点があります。

がさついた足のかかとに入浴後に塗ってマッサージしておくと、洗い流さなくても翌日しっとりとしているので便利です。

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グレープシードオイルの注意すべき3つの危険性とは

グレープシードオイルを料理に使ったり、お肌に塗ったりする場合には、注意していただきたい3つの危険性があります。

①リノール酸比率が高いので食べすぎに注意

グレープシードオイルには、オメガシックス脂肪酸であるリノール酸が重量比70パーセント含まれています。

リノール酸は細胞を形作る必須脂肪酸の一つですが、摂取しすぎるとアレルギーを悪化させたり、便秘や大腸がんの危険性があるとされています。

このことからグレープシードオイルを食べてはいけないと書いているサイトもありますが、これは悪質な嘘です。

リノール酸は必須脂肪酸なので、人間はかならず食事から摂取しなければなりません。

では何が問題となるかというと必須脂肪酸比率、オメガスリー、オメガシックスのバランスが崩れると、上記の悪影響が生じるのです。

一般的な日本人のオメガスリー、オメガシックスバランスは、1:14くらいだと考えられていますが、健康のためには、この比率を1:4くらい、望ましくは1:1に等しくしなければなりません。

グレープシードオイルの脂肪酸比率は1:4なので、ぎりぎり健康的な油と言えます。

このため他の油脂成分を摂取せずに、グレープシードオイルだけを使った料理を食べていれば、リノール酸が多めでも体に危険はないと言えます。

とは言え、油のとりすぎはカロリーオーバーになって、内臓脂肪を増やす結果につながるため、健康に良いグレープシードオイルと言っても、1日10グラム(大さじ1杯)程度の摂取に留めましょう。

②開封後は冷蔵庫で保存しよう

グレープシードオイルは、賞味期限や使用期限を守ることはもちろんですが、他の油のように火の側などに置いたり、保管場所を間違えると、酸化が進んで劣化してしまいます。

空気が触れないように、容器のふたはしっかりと閉めて、むやみにふたを開けないようにして、密封しておきましょう。

またグレープシードオイルは、透明なガラス瓶やプラスチックボトルに入れられて販売されているものがほとんどなのですが、直射日光に当たると紫外線が透過して、油の劣化が早まります。

瓶をアルミホイルで巻いて、光が入らないように遮光しておくことをオススメします。

③本当はコールドプレス製法が安全で安心

グレープシードオイルは、ブドウの種子に含まれている油分を抽出して集めたものです。

ただしブドウの種子に含まれている油脂はわずかで、ほとんど含まれていません。

このため他の種類の油に漬けて、ブドウ油を取り出す製法があるのですが、これでは貴重な有効成分が外に逃げてしまいます。

機械を使ったエクスピラープレスという圧搾方法であれば、種に含まれている栄養成分が、ほとんど失われません。

最高なのは低温のコールドプレス製法で作られたもので、この方法ならば熱に弱いポリフェノール類も減ることなく、最高のグレープシードオイルになります。

ただし、そのような特別な製法で作られたグレープシードオイルは、ヴィーガンストアなどで高額で売られるものなので、一般的に入手することはできませんし、価格が安いというグレープシードオイルの良い点がなくなってしまいます。

まとめ

この記事では、グレープシードオイルのダイエットと美容効果、気を付けたい3つの注意点を紹介しました。

グレープシードオイルは、テレビや雑誌で特集が組まれたり、コストコなどの輸入食品店や、デパートや成城石井などの高級食料品店だけでなく、最近では街中のスーパーの油売り場や雑貨屋さんなどでも見かけるようになってきました。

グレープシードオイルには、ダイエットと美容に良いビタミンEやポリフェノール、必須脂肪酸などの栄養成分が豊富に含まれています。

また値段もココナッツオイルやオリーブオイルなどより安いので、普段使いしやすい植物油なのです。

ぜひグレープシードオイルを使って、ダイエットと美容に挑戦してみることをオススメします。

グレープシードオイルの購入は、amazon楽天市場が便利です。

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