なぜ負け組は肥満になり勝ち組は痩せるのか?グローバル化の影響とは

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グローバル化(グローバリゼーション, globalization)が、世界中の肥満患者数を増加させていることを、ご存知ですか?

WHO(世界保健機構)の調査によれば、実は地球の総人口70億人の半分以上が「太っている」ことがあきらかになっています。

太っているとは、生活習慣病を発症する危険性が低い健康的なBMI(ボディマスインデックス、体重÷(身長×身長))25以上の状態を指します。

グローバル化とは、政治的な規制緩和や輸送手段、流通の発展によって、国境を越えて文化的・経済的な関係が拡大していく現象のことですが、グローバル化が進行したことで世界中の人々が、お腹いっぱい食事できるくらい豊かになってきたのでしょうか?

実はグローバル化が進んだ社会では、貧しい負け組ほど太りやすく、豊かな勝ち組ほど健康で痩せているのです。

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グローバル化が進行する社会では、どんな生活の変化が現れるのか?

皆さんの日常生活で感じる身近なグローバル化と言えば、ファストファッションのユニクロやZARA、中国や韓国製のスマートフォンやテレビなどの家電製品があります。

いずれも製品を給料の安い国で生産することで、賃金の高い国で製造するよりも相対的に質の良い品物を作り、豊かな先進国で販売することで利益を得るというビジネスモデルです。

良い品物が安い値段で手に入るのであれば大歓迎だと思われるかもしれませんが、グローバル化によって移動するものはモノだけではありません。

給与の高い国内では、モノづくりしても採算が合わないため、工場が海外に流出して産業が空洞化、仕事を失った人々が増えて失業率が上昇します。

また海外から移民として流入する外国人労働者が安い給料(彼らの出身国では高給ですが先進国では薄給)で働くため、仕事を奪われて無職になるか、昔よりも低い給料で働かざるを得なくなります。

このように、その国に本来住んでいた人たちの生活が悪化して不満がたまり、グローバル化によって生活が苦しくなったと感じた人たちの割合は世界中で増加しており、それがイギリスのEU離脱(Brexit)や、アメリカのトランプ大統領誕生につながりました。

このようにグローバル化が進むと、モノの移動と産業(お金)の移動、そしてヒトの移動が起こるのです。

では、なぜグローバル化が進めば進むほど、太っている人たちが増えていくのでしょうか?

貧困層は安い油で食欲を満たしている

主に発展途上国に暮らしている、世界人口の約半分の人たち(30億人)は、絶対貧困率の指標である1日200円以下の生活費(食費以外も含む)で暮らしています。

食事にお金をかけられないけれど、人間は何かを食べなければ、空腹で頭も働きませんし、活動することもできなくなってしまう生き物です。

この貧しい人々の飢えを解消している食材が、グローバル化によって賃金の安い国の農場で生産されている低コストの「植物油」なのです。

もともと労働者の給料が安い東南アジアのインドネシアやマレーシア、農作機械を使って大規模農場化してコストを下げられるアメリカやカナダ、オーストラリアで作られる、大豆やトウモロコシ、アブラヤシの油は、輸出されて世界中の料理に使われています。

植物油を添加すると、味が良くなり、カロリーが高くなるため満足感も増え、油が酸化することで保存料の代わりにもなるので、安い値段の加工食品を販売することが可能です。

家で料理をする場合でも、バターよりも値段の安いマーガリンを選んだり、お腹の膨れやすい揚げ物ばかり食べたり、安い植物油は、生活が苦しい世帯ほど使用頻度が増えます。

当然ですが油はカロリーが高いため、安いからと言って食べ続けていれば、どんどん脂肪に変化して太ってしまいます。

これがグローバル化の進行によって、負け組の貧困層が肥満患者になる理由なのです。

では勝ち組の富裕層が、健康で痩せているのは、なぜなのでしょうか?

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高級スーパーフードは地元で食べることができず先進国のセレブの食卓に並ぶ

高給取りであったり、資産を多く持っている人は、家計の中で食事により多くの金額をかけることが可能です。

グローバル化によって、これまでは限られた地域でのみ知られていたり、食べられていた「スーパーフード」が、ヨーロッパやアメリカでブームになり始めました。

キヌアアサイーチアシードバジルシードフラックスシードバオバブパウダーなど、グローバル化に伴って、珍しい食材が日本でも成城石井などの高級スーパーで、簡単に購入できるようになってきました。

反面、これまでスーパーフードを食べていた地元の人たちは、大半の収穫物が輸出に回されるようになり、また価格も彼らにとっては非常に高額になってしまうため、食べることができなくなっています。

チョコレートの原材料であるカカオや、嗜好品であるコーヒー豆のように、ダイエットの効果があり健康になるという「スーパーフード」は、作っている人たちの口に入らずに、富裕層のセレブたちに消費されるようになったのです。

これがグローバル化によって勝ち組になれば、健康で痩せることができる理由なのです。

まとめ

この記事では、グローバル化が進むことで、勝ち組と負け組の格差が拡大して、安い油まみれの食べ物しか食べられない貧困層は肥満に、高級なスーパーフードを独占できる高所得層は健康的に痩せるという事実を紹介しました。

これまでは国と国を分断している障壁を超えるコストが高かったため、例えば国内で消費するものは、その国の中で作った方が安上がりでした。

しかし代表的な障壁コストである「関税」が下がり、さらにコンテナなど大量の品物を低価格で世界中に運ぶことができるようになったため、食欲を満たすために必要な油はより安い値段で、少ししか生産できない貴重なスーパーフードはより高い値段で取引されるようになっています。

このグローバル化の波の中で、勝ち組となって痩せるのか、油をカットして肥満を予防するのか、あなたの選択が試されています。

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