果糖は肝臓に有害?タンパク質を変性させるメイラード反応とは

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果糖

果糖(フルクトース, Fructose)という甘味料をご存知でしょうか?

果糖は果物やハチミツの甘さのもととなっている糖です。

フルクトースは砂糖(ショ糖)の1.5倍の甘さがありコストが安いため多くの加工食品や清涼飲料水の甘味として使われています。

また肝臓で分解されるため血中のインスリン濃度を上昇させないことから血糖値も上がらないため肥満に効果があるとも言われています。

でも、それは本当なのでしょうか?

この記事では脂肪の多い食事に果糖が加わることで肝臓に大きなダメージを与えるとする研究を紹介します。
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Reference:Crescenzo R., et al., Exp Physiol. Fructose supplementation worsens the deleterious effects of short-term high-fat feeding on hepatic steatosis and lipid metabolism in adult rats.

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果糖プラス脂肪は肝臓に有害

イタリアのナポリ大学(University of Naples)のSusanna Iossa教授らは、運動不足の成人を模したラットの肝機能を調べる実験を行いました。

教授らはラットに2週間の間、次の食事を与えました。カロリー量はどの食事も同じです。

①脂肪の少ない食事

②脂肪の多い食事

③脂肪が多く果糖を加えた食事

その結果、③の脂肪と果糖の食事を与えられたラットの肝機能が有意に悪化していたのです。

ラットたちの肝臓は脂肪肝に変わり、全身のインスリン感受性も低下していました。

これは、なぜなのでしょうか。

果糖はアミノ酸と結合するメイラード反応を起こす

果糖は砂糖よりもアミノ酸と結合する反応(メイラード反応)を起こしやすいとされています。

アミノ酸は体を形作っているタンパク質や様々な機能を持つ酵素の材料です。

この材料のアミノ酸に糖が結合することで、タンパク質や酵素は本来の働きができなくなってしまうのです。

体内に多量の果糖が存在することによって、全身でこのメイラード反応が起こる恐れがあります。

また果糖は肝臓でしか分解代謝することができないため、高脂肪食と共に摂取することが余計に肝臓にダメージを与えた可能性があります。

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血糖値が上がらないため満腹感を得ることができない

血糖値を上げないと言うことは糖尿病の患者さんにとっては良い事のように聞こえます。

しかし血糖値が上がらないとヒトの脳は栄養が足りていないと判断します。

このため、いくら食べても満腹感が得られない悪循環にはまってしまうのです。

つまり果糖でカロリー摂取量を減らそうとしても、結局は食べ過ぎてしまうことになりかねません。

まとめ

この記事では、果糖と高脂肪食を一緒に食べることが肝機能にダメージを与えるとする研究を紹介しました。

果糖は甘味料として多くのジュース、お菓子、パンやお弁当に使われています。

しかし、そのような食品の摂取は長期的に肝臓の悪影響となる恐れがあります。

添加物として何が使われているのか確認したうえで、食事をされることをオススメします。

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