唐揚げにレモンをかけるヒトはダイエットの敵か味方か

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photo credit: Renée S. Suen via photopin cc
皆さんは唐揚げはお好きですか?

おいしい鶏肉をサクサクの衣で包んだ唐揚げは、老若男女に人気のメニューの1つですね。

油が多すぎるため、ダイエット時には危険な食べ物でもありますが。

さて皆さんは唐揚げにはレモンをかける派ですか?それとも、かけない派でしょうか?

長きに渡って繰り広げられている「唐揚げにレモンをかけるか否か」論争に対して、ダイエットの面から迫ってみたいと思います。

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レモンは唐揚げの脂肪の吸収を抑えるのか促進するのか

「唐揚げにレモンをかけるか否か」という問題については、レモンの風味が嫌だという方もいらっしゃるでしょう。

しかし、この記事ではレモンが唐揚げの脂肪の吸収を妨げるのか、それとも加速させるのかについて考えてみます。

まずは、レモンが脂肪の消化吸収を高めるという意見からです。

レモンは油を乳化させるため、脂肪の消化吸収を促進する

乳化という現象をご存知でしょうか。

乳化とは、分離している2種類の液体をそれぞれの中に分散させることです。

具体的には、水と油は通常混ぜても2層に分離してしまいますが、これに界面活性剤である洗剤を混ぜることで、油は小さな粒となり水の中に混ざるようになります。

食べ物で言えば、マヨネーズやバターソースなどがあります。

細かい粒である乳化した脂肪は、とても消化吸収されやすくなります。

本来分離している水中で油が小さな状態で存在しているため、脂質を分解する消化酵素であるリパーゼが脂肪に働きやすくなるためです。

そしてレモン果汁には、油を乳化させる作用があります。

この理由からすると唐揚げにレモンをかけるなどとんでもないという話になるでしょう。

一方でレモンは脂肪の吸収を抑えるという意見もあります。

レモンポリフェノールであるエリオシトリンは、消化管での脂肪吸収を抑制すると同時にミトコンドリアを活性化させ中性脂肪の上昇を抑制する

レモンには、レモンポリフェノールと呼ばれるエリオシトリン(eriocitrin)という化合物が含まれています。

三重大学の田中教授の研究によると、ラットを用いたエリオシトリンの実験で血中コレステロール値の低下と胆汁酸の排出が確認されたとのことです。

また同教授とポッカサッポロフード&ビバレッジ中央研究所の発表によると、ヒトに遺伝子が近いゼブラフィッシュや肝細胞を用いた実験において、ミトコンドリアの活性化によって中性脂肪の上昇を抑える効果もあったとのことです。

この研究は、脂肪の多い食習慣であるにもかかわらず過体重のヒトの割合が少ないイタリア、スペインといった地中海地方の人たちが、レモンを多く食べていることに着目して始まったそうですが、ヒトの生活の知恵というものは侮れないものがありますね。

まとめ

「唐揚げにレモンをかけるか否か」という問題について脂肪の吸収というダイエットにとっての重要な側面から検討しました。

①レモンは油を乳化させるため、脂肪の消化吸収を促進する

②レモンポリフェノールであるエリオシトリンは、消化管での脂肪吸収を抑制すると同時にミトコンドリアを活性化させ中性脂肪の上昇を抑制する

その結果は、どちらにも根拠があるため甲乙つけがたいと判断します。

むしろ唐揚げの付け合せ程度の量のレモンでは、脂肪の吸収促進、吸収抑制のどちらの効果も十分に発揮されないとも考えられます。

おいしい唐揚げを好きなように食べることでストレスが解消され、それによってまたダイエットをがんばろうという気分になる。

それこそが最も重要なことなのではないでしょうか。

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