危険!抗生物質はダイエットの邪魔をする

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photo credit: michaelll via photopin cc
最近は少なくなってきましたが、日本の病院では、風邪の患者さんに対して効果のない抗生物質(抗菌薬)を処方することがあります。

風邪は上気道にウイルスが感染して起こるものであり、風邪のときに処方される抗生物質は、細菌には有効ですがウイルスに効きません。

そのあたりをお話しだすといくらページがあっても終わりませんので、本題をご紹介したいと思います。

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抗生物質を飲むと太る?

2014年3月14日付けのNew York Times の記事によると、抗生物質がヒトの肥満を引き起こしている可能性があるとのことです。

事の起こりは、1948年のアメリカ。生化学者である Thomas H. Jukes 氏が、テトラサイクリン系の抗生物質である Aureomycin(オーレマイシン)を摂取させると、ひよこの成長を加速させることに気がついたのです。

また医師である Charles H. Carter は、子供たちに同じ薬品を投与した場合、年に平均6.5ポンド(約3 kg)体重が増加するのに対して、薬品を投与しない場合は年に1.9ポンド(約860 g)しか体重が増加しなかったと報告しています。

これらの研究から、抗生物質を摂取すると体重を増やす可能性があることがわかってきましたが、なぜ体重が増えるのかはわかっていませんでした。

腸内細菌の減少に体重増加の鍵があった

ニューヨーク大学の教授であるMartin J. Blaser 博士は、赤ん坊のマウスに抗生物質を投与すると脂肪の獲得量が約2倍になることに気づきました。

微生物学の教授でもある博士は、抗生物質が健康的な体重維持に役立っている腸内細菌に影響を与えているのではないかと考えました。

最近の研究では、ある抗生物質と飲むと腸内細菌がほとんど無くなってしまうことがわかっています。

 

もちろん、抗生物質が発明されたことによって、人類は感染症という恐ろしい病から開放されました。

しかし抗生物質の乱用によって、ヒトに役立つ腸内細菌まで殺してしまうことで、ヒトに悪影響が現れ始めているとは皮肉な話なのではないでしょうか。

 

Dr. Doo の ダイエット講座では、ダイエットに関係する様々な事柄について、可能な限り科学的根拠と医学的根拠に基づいた説明を付け加えた上で、皆さんにご紹介していきたいと考えています。

この記事が、少しでもあなたのダイエットのお役に立てれば幸いです。

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