科学的に明らかになった禁煙しないと腰痛が治らない理由とは

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腰の痛み

あなたが腰の痛みを感じていて、なおかつ喫煙者であるならば、その原因はたばこにあります。

タバコを吸うことによる様々な害は知られていますが、脳機能にも影響していることはご存知ですか?

タバコの煙に含まれている有害物質や発がん性物質に混じって、薬理作用を示すものとして有名なニコチンがあります。

この記事では、このニコチンが脳神経に作用して腰痛を慢性化させるという研究を紹介します。

[photo credit: Lys* via photopin cc]

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Reference:Petre B., et al., Hum Brain Mapp. 2014. Smoking increases risk of pain chronification through shared corticostriatal circuitry.

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タバコをやめられなくなるニコチンの脳に対する効果とは

ニコチンは脳の報酬系や薬物であり、摂取することで満足感や快楽を得ることができます。

この作用によってタバコを吸うことで、簡単に気分を高揚させたり落ち着かせたりすることが可能になるのです。

さらにニコチンは脳神経細胞ネットワークの学習系にも作用することが分かっています。

この部位が強化されることで、タバコの快感が強烈に記憶に残り、しばらく禁煙できても何かの拍子に手を出してしまう原因ともなっています。

そして、この身体感覚を記憶しやすくするタバコの作用が、なかなか消えない痛みの原因になっているのではないかと考えた科学者がいます。

喫煙は腰痛の記憶を強化して弱い刺激でも痛みを感じやすくさせてしまう

アメリカのノースウェスタン大学(Northwestern University)のApkar Vania Apkarian教授らは、初めて腰痛になった患者の痛みが治るか治らないかに喫煙習慣が関係しているのではないかと調査を行いました。

1ヶ月前から3ヶ月前の間に腰痛になった160名と、5年以上も腰の痛みを抱えている32名、そして腰痛持ちではない35名を対象に、1年間かけてタバコをすう回数と腰の痛さ、脳神経の活動量の関係を調べました。

その結果、タバコを吸っている人たちはタバコを吸わない人たちと比べて3倍も腰痛の痛みが多いままだったのです。

喫煙者の脳内では習慣や学習に関係する領域が活発に働いていて、タバコを数量が多いほど活動量が増えていました。

このため痛いという記憶が脳に焼き付けられ、少し触れたくらいのなんでもない刺激でも痛いと感じるようになってしまっていたのです。

この痛みの記憶は禁煙することで徐々に薄まり、腰の痛みも改善していきました。

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まとめ

この記事では、タバコには記憶力を高める作用があり、これによって不快な痛みも記録されてしまうと言う研究を紹介しました。

学習効果を促進するニコチン作用によって、タバコを禁煙することは難しくなります。

喫煙は気持ちを高めたり、リラックスできる作用もありますが、その有害性は利点を全てあわせても補えるものではありません。

煙を吸うという行為自体が肺を汚して心肺能力を低下させるため、運動や代謝を低下させる原因にもなります。

あなたが腰痛持ちで、なかなか痛みが取れないとお悩みであるなら、禁煙することをオススメします。

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