子供のいびきを治療しないで放置すると肥満の原因となる

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子供いびき

いびき(鼾、イビキ)は、疲労や飲酒、花粉症などによって一時的に発生するものと、常にかいてしまうものに分けられます。

いびきは、呼吸した息が狭くなった気道を通るときに、音が鳴ってしまう現象を指します。

いびきは一緒に寝ている人にとっても非常に迷惑な代物であり、また本人にとっても多くの害があります。

いびきをかく人は、しっかりと寝ているつもりでも十分な睡眠をとることができていないため、心臓病や糖尿病、高血圧やうつ病のリスクまで増やしてしまうと考えられています。

このいびきをかく原因のひとつとして、肥満によってついた脂肪が気道を狭くするため、太っている人はいびきをかきやすく、ダイエットすることでいびきが治るという意見があります。

しかし最近の研究によれば、むしろ因果関係は逆であり、いびきをかくことによって太りやすくなってしまうことがわかってきています。
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Reference:Karen Bonuck, the journal of pediatrics, 2014, Sleep-Disordered Breathing, Sleep Duration, and Childhood Overweight: A Longitudinal Cohort Study.

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いびきをかく子供の肥満リスクは2倍以上になる

アメリカのアルベルト・アインシュタイン医学校(Albert Einstein College of Medicine)のKaren Bonuck教授らは、小児のいびき(睡眠呼吸障害、Sleep-Disordered Breathing)と肥満との関係を調査しました。

幼いときにいびきの症状を訴えていた1,899人の児童を対象に、7歳、10歳、15歳になったときのBMI値を調べ、いびきをかかなかった子供と比べて体重が重いかどうかを比較したところ、いびきをかいていた子供たちは有意に肥満体型になっていることがわかったのです。

5歳から6歳までの間に、睡眠呼吸障害を患っていた子供たちは、7歳で2.08倍、10歳で1.79倍、15歳で2.25倍も太りやすくなっていました。

この理由は、いびきによって眠りが中断されてしまい、浅く短い時間の睡眠しか取れなかったことにより、ホルモンバランス(成長ホルモン分泌量)が乱れてしまった結果だと考えられます。

いびきは運動によって治すことができる

睡眠時無呼吸症候群の原因は肥満ではなく運動不足による心肺機能低下でも紹介したとおり、脂肪が気道を狭くしたため呼吸が苦しくなるのではなく、息を吸ってはく筋肉(口、舌、のど、横隔膜)が弱まっていることがいびきを発生させる原因だとわかってきました。

現代の子供たちは室内や屋内での遊びが多く、身体機能そのものが低下しているため、いびきをかくようになる危険性が高まっていると予想されます。

ジョギングや水泳、ロードレースなどの有酸素運動を行うことがいびきの治療には最適です。

運動の習慣をつけることで心肺機能を鍛えて、いびきの発生を予防しましょう。

まとめ

この記事では、幼児のときにいびきをかいていると、成長した後に太りやすい体質になってしまうとする研究を紹介しました。

鼻腔や口腔を広げたり、舌の位置を矯正する器具が市販されていますが、呼吸する力自体を強化することこそ最も早い解消方法です。

ただし稀に口蓋垂や軟口蓋、舌が大きい方や、病気によって扁桃腺が腫れていたり、脳や神経の病によっていびきをかくようになっている場合ものあります。

もし不安があるようであれば、耳鼻咽喉科や呼吸器内科を受診されることもお勧めします。

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