秋の夜長に夜更かしすると冬にうつになって太る理由とは

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秋の夜長の過ごし方

秋が深まってくると、だんだん夜の時間が長くなっていきますね。

長い夜の時間を秋の夜長と表現したりもします。

暗くなってからの時間を持て余して、どうやって時間を使うのか使い方に迷われる方も多いと思います。

でも眠いのに無理して遊ぶことが、あなたを鬱病にする危険性を増やすとしたらどうしますか?

この記事では、秋に活動しすぎると冬にセロトニンが不足して冬季うつ病になるという研究を紹介します。
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Reference:Brenda Elvira Munk Mc Mahon, European College of Neuropsychopharmacology, 2014. Researchers confirm the biochemical cause of seasonal depression (SAD.

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家族友人同僚は分かってくれない季節性うつ病とは

季節性情動障害(Seasonal Affective Disorder, SAD)とは、1年のある季節の間だけ、うつ病に似た症状である気力減退、体がだるい、食欲増加などがあらわれる病気の一種です。

大部分が秋(10月~11月)の始まりから冬(2月~3月)の終わりにかけてのみ起こるため、冬季うつとも呼ばれています。

まるで冬眠をしなければならないような過食や過剰な睡眠、倦怠感に襲われるため、本人にとっては非常に苦しい病気なのですが、周囲の人からはサボりや怠けと思われて理解されない難しい症状でもあります。

この冬季うつは日照時間の変化が関係してるとされ、光の刺激が弱まるために精神を安定させる脳内物質セロトニンの量が減ることが原因とされてきました。

太陽の出ている時間が極端に短い北欧では6人に1人が冬に季節性うつ病を発症すると言われています。

そのため光を浴びることが効果的とされてきました。

しかし実は、ある時期に光を浴びすぎることが季節性うつ病を発症させるかもしれないことがわかったのです。

セロトニン輸送タンパク質が関係する季節性うつ病の真の原因とは

デンマークのコペンハーゲン大学(University of Copenhagen)のBrenda McMahon博士らは、冬に発症するうつの原因が脳の変化にあるのではないかと考えました。

博士らは、11人の季節性情動障害の患者と23人の健常者の脳をポジトロン断層法によって検査しました。

夏と冬の脳内の状態を調べたところ、季節性情動障害の患者の脳内ではセロトニントランスポーター(serotonin transporter)の量が、夏から冬にかけて5%増加していました。

そして健常者のセロトニントランスポーターの量は、季節によって変化していなかったのです。

セロトニンを運ぶトランスポーターの量が多いと、セロトニンが余計に消費されてしまうため、必要なときに十分なセロトニンが不足してしまうことになります。

では、なぜ季節性情動障害になってしまった方たちのセロトニントランスポーターは、冬になると増えてしまっていたのでしょうか。

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冬季うつを予防する方法と効果的な治療方法とは

脳内のセロトニントランスポーターの量は季節によって変化しないように、光を浴びた時間によって制御されています。

冬季うつになる方たちは秋に長時間活動したことで、このバランスが崩れてしまい、冬になっても過度のトランスポーターが作られ続けてしまったのです。

よって冬のうつ症状を予防するためには、秋の夜長に夜更かしをせずに、きちんと睡眠をとることが大切と言うことになります。

では冬季うつ病になってしまったらどうしたら良いのでしょうか。

効果の確実な方法として、適度な運動、朝から昼に強い太陽光を浴びる、しっかりとした睡眠時間の確保があります。

ひどい場合には専門家によるカウンセリングやグループセラピー、抗うつ薬の服用も考慮されたほうが良いでしょう。

まとめ

この記事では、秋に光を浴びすぎることによってセロトニン輸送タンパク質が増えすぎてしまい、脳内のセロトニン量が低下することが季節性うつ病の原因であるとする研究を紹介しました。

冬季うつは過食や倦怠感など、体重を増加させる精神的な悪影響を及ぼします。

また季節に限ったものであるため周囲の理解を得られにくく、鬱病であるにもかかわらず十分な治療を受けないで、本当のうつに発展してしまうケースもあります。

季節のものだと軽く見たり油断せずに、しっかりと予防と治療を行うことをおすすめします。

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