都会と田舎どちらが太る環境?肥満と住む地域の関係とは

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太る痩せる家

都会と田舎、どちらに住んでいるほうが太りやすいと思いますか?

遊ぶところも多いけれど、外食しやすい街中でしょうか?

それとも、のどかで自炊しなければならない地方でしょうか?

この記事では、住んでいる地域と肥満割合が密接に関連しているとする研究を紹介します。

photo credit: ‘Urban Jazz’, United States, New York, New York City, Saxophone Player, Highline via photopin (license)

H. Charreire, et al., Obesity Reviews. 2016. Self-defined residential neighbourhoods: size variations and correlates across five European urban regions.

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隣の人が太っていると、あなたの脂肪も増える?

住んでいる家のある環境が、健康に影響するという研究は数多くあります。

空港や幹線道路沿いの騒音の多い地域に住んでいると、ストレスで肥満率が増加したり、ファーストフード店の多く出店している場所に住むと、太るという研究もあります。

フランスのソルボンヌ大学(Sorbonne Universites)の Jean-Michel Oppert 教授らのグループは、どのような地域に住んでいる人が太りやすいと言えるのか調査を行いました。

教授らは、ヨーロッパの60地域から55,893人を集め、最終的に6,037名(10人に1人)のデータを分析しました。

その結果、なぜ太りやすいのか、なぜ肥満になってしまうのか、重要な環境因子として、家の周囲にどのような人たちが住んでいるかが関係していることが判明したのです。

例えば、住んでいる環境が良いと感じている人たちは、心理的なストレスが少なく、日常の幸福感も高く感じていました。

そのような地域に住んでいる人たちは、外に出て運動する頻度も増えて、痩せている人の方が多いのです。

逆に、住んでいる環境が悪いと感じている人たちは、日常的に心理的なストレスを抱えており、幸福感も低く、また屋外で運動しようという気持ちになることも少なくなっていました。

そして住んでいる場所が良いところだと感じている方たちは、お金に余裕のある世帯が多かったのです。

富裕層と貧困層の住む地域格差が肥満を産む

ヨーロッパでは、お金持ちはお金持ちの街に住み、お金のない方たちはお金のない街に住むという、地域格差がはっきりとしています。

その経済格差は、どのようなお店が出店しているか(健康的な食事のレストランかジャンクフード店か)、屋外で遊んだり運動できる施設があるか、緑の量はどのくらいかに影響していました。

つまり住んでいる街そのもののつくりが、太りやすいか痩せやすいかを決定していたのです。

お金に余裕のある世帯の多い地域では、住民は生活環境に満足していて、肥満の人も少なく、フルーツを多く食べる健康的な食生活を送っていることが明らかになりました。

ただし車などを使って移動することが多いため、運動量としては少ない傾向もありました。

そのかわり、ジムやフィットネスクラブ、公園なども含めて、運動しようと思えば運動できる環境が整えられていました。

社会的に貧困な世帯の多い地域の住民は、富裕層の住む地域と比較して、住んでいる環境が悪いと感じていて、また外で運動できるような施設もほとんどありませんでした。

その結果、貧困層の住む地域に住んでいる人たちのほうが、肥満になる割合は高くなっていたのです。

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都会に住んでいる男性は痩せやすい?

また、どのような地域に住んでいるかという点は、運動習慣だけではなく、日常の生活習慣にも大きく影響していることが明らかになりました。

都会に住んでいる男性は活動範囲が広く、様々な場所に出かけて行動していました。

田舎の住んでいると、地域活動への参加頻度は増加するものの、狭い範囲に限られてしまうことがわかります。

女性の場合は、そもそも自分の周りの狭いコミュニティの範囲で活動することが多く、余りアクティブな行動は見られません。

ただし高等教育を受けていた場合、男女ともに活動範囲は拡大する傾向がありました。

世界を自分の周囲だけではなく、より広い範囲で認識しているためだと考えられます。

まとめ

あなたが健康かどうかは、その地域にどれくらい住んでいるのかによります。

あなたの隣人が肥満だと、あなたも太る可能性が高いのです。

日常でどのくらい運動するのかという運動習慣だけではなく、どのような生活を送るのかさえ、地域の人達の影響を強く受けてしまいます。

またお年寄りになればなるほど、自分の住んでいる地域から離れず、家の周囲だけで活動が完結していく傾向がありました。

どこに住んでも、どこに行くのも、全てはあなたの自由です。

目を開いて、あなたの心の声に従って行動することをおすすめします。

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