ポジティブなダイエットは死に至る?拒食症になる理由とは

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摂食障害 かつてモデルのケイト・モス(Kate Moss)は言いました。

「痩せていることに勝る美味しい食事などない(Nothing tastes as good as skinny feels)」

彼女は、その病的なほど痩せている体型から摂食障害(拒食症)を疑われるほどでしたが、多くのファッションブランドの広告塔として成功しました。

日本でも痩せすぎているアイドルが話題になったりもしていますが、摂食障害はモデルの職業病といっても過言ではありません。

彼女達は仕事として、ある程度の体重を維持しなければならないわけですが、なぜ普通の人から見て限度を超えてまで痩せようとしてしまうのでしょうか?

この記事では、ポジティブな感情が摂食障害を引き起こし、限界を超えてまで体重を減らそうとしてしまうという研究を紹介します。

[photo credit: Lua Ahmed via photopin cc]

[ad#ad-11] Reference:EA Selby, et al., Clinical Psychological Science, Nothing Tastes as Good as Thin Feels: Low Positive Emotion Differentiation and Weight Loss Activities in Anorexia Nervosa

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精神疾患である摂食障害とは

摂食障害(Eating disorder)は、拒食症過食症をあわせた症例です。

拒食症の場合、体重が増えるイメージを恐れることから始まり、食べることを避けたり過度の運動をして体重を減らそうとします。

ある程度の減量の時点で止めることができれば良いのですが、問題は太るイメージが頭から離れなくなってしまい、際限なく痩せようとし続けることです。

限度を超えたカロリー制限は、当然のことながら死につながります。

15歳から24歳の女性ではポピュラーな疾患であり、同世代の他の死因の12倍も多いとの報告もあります。

このように感情による食欲不振は、不安や悲しみ、怒りなどのネガティブな感情から起こるものだと考えられてきました。

しかし積極的に痩せようとするポジティブな感情もまた、摂食障害を引き起こすことがわかったのです。

摂食障害は無茶な方法でやせようとする

アメリカのラトガース大学(Rutgers, The State University of New Jersey)のEdward A. Selby准教授は、118名の摂食障害の女性(平均BMI=17.2)を2週間観察しました。

この女性達は次の方法によって体重を減らそうとし続けました。

下剤(便秘薬)の過剰摂取

1日1200kcal 以下の過度なカロリー制限

関節周囲の脂肪チェックや体重測定を繰り返す

無理な嘔吐

過剰な運動

そして、わずかでも体重が減ることに対して過剰な喜びを感じるようになっていました。

なぜ彼女達はこのような無茶な減量を試みるのでしょうか。

歪んだポジティブな感情は摂食障害を引き起こす

准教授はダイエットに対する社会的な賞賛が問題であると述べています。

「1週間で○○kg も痩せれたよ」

あなたが体重を減らすことができたことを、きっと周りの方は褒めてくれることでしょう。

若い女性の集団であれば、特にこの傾向は顕著に現れます。

このような過剰に体重減少を認められる環境では、目標の体重に達しても、さらに体重を減らすためにカロリー制限をし続けてしまいます。

つまり痩せることを止められなくなってしまうのです。

これが最悪の場合、死の原因とまでなる摂食障害を引き起こしてしまいます。

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まとめ

この記事では、積極的に痩せようとする感情が行き過ぎると、摂食障害を引き起こす原因となってしまうとする研究を紹介しました。

近年は痩せすぎているモデル達に対して、ある程度の体重以上でないと働かせないという法律を制定する国もあります。

それは同年代の女性のアイコンである彼女達を見て、同じように痩せようとしてしまう女の子達が増えてしまうためです。

過剰な減量は将来の健康だけではなく、現在の生命をも脅かします。

危険なダイエットは絶対にやめましょう。

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