神話を信じるな!Obesity Paradox など存在しない

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obesity paradox

Obesity Paradox という医学用語があります。

これは太っている人ほど心臓病を患ったときの治療成績が良いというものです。

普通、肥満のほうが体に悪いと考えられます。

そのため、この現象は肥満の矛盾という意味で肥満パラドックス(Obesity Paradox)と呼ばれています。

この矛盾を支持するデータは、アメリカやヨーロッパ、日本でも確認されているため、肥満は心臓に良いとする認識が広がっています。

でも、本当にそうでしょうか?

この記事では、Obesity Paradox はなかったとするデンマークの大規模な研究を紹介します。
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Reference:Dehlendorff C., et al., JAMA Neurol., Body Mass Index and Death by Stroke: No Obesity Paradox.

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Obesity Paradox は存在しない

デンマークの癌学会研究所(Danish Cancer Society Research Center)のChristian Dehlendorff博士は、本当に太っていることが心臓に良いのか調べるため、デンマーク国内で2003年から2012年の間に心不全を起こした71,617人の患者さんを調査しました。

この内の11%にあたる7,878人の患者さんが、心不全を起こした1ヶ月以内に死亡していました。

亡くなった方たちのBMIは、次のとおりです。

低体重(BMI18.5以下):9.7%

普通体重(BMI18.5~25):39.0%

過体重(BMI25~30):34.5%

肥満(BMI30以上):16.8%

その結果、肥満のヒトの死亡確率は1.0倍であり、特に体重が多いから亡くなる確率が低いということはありませんでした。

肥満の場合、心不全発症年齢が下がる

博士は心不全を起こして亡くなった患者さんのデータを体重だけではなく、性別や年齢など様々な条件で分析しました。

すると肥満の場合、若くして心不全を起こすリスクが高いことがわかりました。

つまり低い年齢で病気を発症するため、歳をとっている方よりも体力があって予後が良くなるということです。

これは心不全になって1週間以内の早期に亡くなった方たちでも同じ結果でした。

まとめ

この記事では、太っているほうが心臓病には良いとするObesity Paradox はないという研究を紹介しました。

太っていると若年齢で心不全を発症するため、年齢を含めた分析を行わないと見せかけの危険性が下がってしまうことになります。

やはり脂肪が付いたままでは、あらゆる健康に影響があるようです。

さあ肥満の神話に惑わされず、ダイエットを始めませんか?

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