ストレスを感じやすい人の脳の構造的な問題は運動することで解決できる

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うつ部屋

ストレスはダイエットの大敵です。

ストレスを感じることによって活動量の低下や食欲の増進など体重を減らす障害となる欲求が生じます。

ですが同じストレス環境下にいても、ストレスを感じるヒトと感じないヒトがいます。

この違いは、どうして起こるのでしょうか。

この記事では、脳の受容体の1つが足りないとストレスを感じやすくなるという研究を紹介します。

Reference:Nasca C., et al., Mol Psychiatry. 2014. Mind the gap: glucocorticoids modulate hippocampal glutamate tone underlying individual differences in stress susceptibility.

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ストレスに立ち向かえるマウスと逃げ出してしまうマウスの違いとは

アメリカのロックフェラー大学(The Rockefeller University)のBruce McEwen教授らは、ヒトによって同じストレスでも感じ方が違うのは何故なのか調査を行いました。

教授らは実験としてマウスの群れにストレスを与えて、どのような行動をとるのか観察しました。

その結果、ストレスに適応して動じないマウスと、ストレスにおびえて暗い巣箱に逃げ込んだりエサを大量に食べだすマウスの2種類がいることがわかりました。

この2種類のマウスの差を調べたところ、ストレスを感じやすいマウスでは脳の受容体が1つ欠けていることがわかったのです。

興奮性の神経伝達物質を受け取るmGlu2の欠損とは

この受容体はmGlu2(Metabotropic glutamate receptor 2)と呼ばれ、記憶機能のある海馬領域に発現しています。

興奮性の神経伝達物質であるL-glutanateを受け取る器官なので、これが不足しているということは脳神経がうまく働かないということを意味しています。

つまりストレスを感じやすい性格とは、環境の変化を脳が上手く受け入れられないため拒否反応を起こしてしまう脳の構造的な問題によって発生すると考えられます。

では、この受容体を増やす方法は無いのでしょうか。

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運動による刺激が脳を活性化させる

脳には可塑性と呼ばれる性質があります。

これは脳は刺激を受けると常に変化を続けるというものであり、ヒトの脳は生涯を通じて経験によって変わっていきます。

習慣的な運動によって脳にポジティブな刺激を与え続けることで、脳をストレスに強い配列に再構成することが可能なのです。

運動によって気分の落ち込みを解消することは、根本的な神経症の解消に有効です。

治療のため抗うつ薬が処方されることがありますが、薬は全ての症状に有効なわけではありません。

薬によって一時的に脳の神経伝達物質であるセロトニンやドーパミン、ノルアドレナリンを増やしても根本的な解決にはならないのです。

まとめ

この記事では、脳のある受容体が不足しているとストレスを感じやすくなるという研究を紹介しました。

運動による脳の変化は薬による一時的な症状の緩和ではない、根本的な解決方法となる可能性があります。

ストレスを感じても、片付いていない汚部屋に逃げ込んだり、ドカ食いに走ったりしても解決はしません。

運動を始めてストレスを解消して、さらにストレスに強い脳に生まれ変わってみませんか?

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