ADHD注意欠陥・多動性障害を発症する危険性のある食事メニューとは

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「注意力がないことに悩んでいる。うっかりミスが多いから、少しでも減らしたい」

「落ち着きがないって言われるし、自分でも衝動的な行動が多くて不安」

なぜ他の人には簡単にできることなのに、自分には上手にできないのか、どうして自分だけこんな風なのか、うまく日常生活を送れない現状に、困っていませんか?

このような症状が過剰に現れている場合、それは注意欠陥・多動性障害(ADHD)と呼ばれる障害として、近年医学的にも注目を集めています。

なぜ注意力散漫で、多動気質な行動をとってしまうのでしょうか。

それは毎日の食事メニューの中に、原因が隠れているのです。

Reference:Rios-Hernandez A., et al., Pediatrics. 2017. The Mediterranean Diet and ADHD in Children and Adolescents.

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必須栄養素が欠乏した不健全な食事はADHDリスクを上げる

注意欠陥・多動性障害(ADHD)は、一般的な精神的な障害の一つであり、全人口の4%(25人に1人)は、ADHDであると考えられています。

近年では医師の診断があれば、心理学、教育、薬理学的な治療を組み合わせることで、ある程度ADHDの状態を抑えることが可能です。

しかし、なぜADHDになるのか、その原因については、まだ分かっていません。

スペインのバルセロナ大学(Universitat de Barcelona)の MariaIzquierdo Pulido 教授らのグループは、毎日の食事から摂取する栄養素とADHDとの関連に着目しました。

教授らは、60人のADHD患者と60人の健常人の日常の食事内容を比較分析しました。

その結果、ADHDと診断されている患者は、脳の認知機能成長のための必須栄養素(鉄、亜鉛、マグネシウム、オメガ3脂肪酸など)が不足しており、ファーストフードやお菓子、ジュースの消費量が多く、野菜や果物、パンやお米をほとんど食べていませんでした。

ADHDの方は、本能的な欲求に従って行動することが多くなるため、欲望のままに糖質と脂質の多い料理を食べてしまう傾向があります。

このため不健康な生活をしたからADHDになるのか、ADHDだからジャンキーな食生活を好むのかは、確定していません。

しかし体に良い栄養バランスの取れたカロリーの低い食事をしていると、ADHD症状が出にくいことは確かです。

では、どのような料理を食べることがADHDには効果的なのでしょうか。

教授らは、近年注目を集めている『地中海式メニュー』を食べることを勧めています。

ダイエットにも効果がある!オススメ『地中海式メニュー』とは

『地中海式メニュー』とは、ヨーロッパの地中海沿岸の地方である、スペイン、イタリア、ギリシャなどの南欧の国々の伝統的な料理のことです。

地中海式メニューの特徴は、健康に良い不飽和脂肪酸たっぷりのオリーブオイルをふんだんに使い、野菜と果物をたっぷりと食べ、新鮮な魚介類と発酵乳製品(チーズ)からタンパク質を摂取するというものです。

これらの国々の人々は、みんな毎日が楽しくて仕方がないように、笑顔で暮らすラテン気質の明るい性格をしており、また北ヨーロッパの人々よりも長生きであることが知られています。

近年の研究によって、この国々の人たちが日常的に食べている『地中海式』の食事に、その秘密が隠されていることが明らかになってきました。

地中海式の食事には、代謝を高めて筋肉の動きを活性化させる成分(オメガ脂肪酸、ビタミン、ミネラル)が多く含まれており、肥満の原因となる過剰な脂肪や糖質は含まれていません。

これらの心と体とダイエットにも良い栄養成分が豊富な地中海式の食事をすることで、心身ともに健全な状態に保つことができるのです。

簡単な地中海式1品料理『マグロのカルパッチョ』レシピ

手軽に作れて普段の料理に追加できる、美味しい地中海式レシピを1つご紹介します。

材料(1人分)

マグロの刺身:80グラム

ミニトマト:2個

モッツァレラチーズ:1/4個

オリーブオイル:大さじ1杯

塩コショウ:適量

調理方法

①鯛の刺身をお皿の上に並べる

②ミニトマトとモッツアレラチーズを食べやすい大きさに切って、お刺身の上にのせる

③オリーブオイルと塩コショウを全体にかけて完成

※お好みで、鯛や鮭、タコやホタテに変えても良いし、にんにくやバジリコを追加しても美味しいですよ。

まとめ

この記事では、必要な栄養素が不足した食生活を送っていると、ADHDリスクが高まるという研究を紹介しました。

注意欠陥・多動性障害(ADHD)と呼ばれる障害は、先進各国で注目を集めており、医師の診断ができるようになってきました。

しかし処方箋が出ない軽い状態の場合、単なる性格の問題だと判断されてしまうため、どうやって改善したら努力したら良いのか本人には分からず、自分を責めてしまう原因にもなります。

近年の研究では、ADHDは脳の発達性に関わる障害であり、脳神経の接続を促す必須栄養素(オメガ3脂肪酸や各種ミネラル)を補給することで、状態を改善できる可能性が出てきました。

必要な栄養素を豊富に含んだ食生活を心がけて、身も心も健康にしましょう。

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