愛する人との別れ。夫の死というストレスは胎児を成人後に肥満にする

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夫死

家族の死はつらいものです。

それが突然のものであれ予期していたものであれ、大切な人との死別は心に大きな負担をかけます。

特に妊娠中でストレスを受けやすい時に、夫が亡くなったときの衝撃は途方も無いものです。

そしてそれは、お腹の赤ちゃんにも影響を与えます。

この記事では、妊娠中に親族、特に夫を失った場合、胎児が成人後に肥満になるとする研究を紹介します。
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Reference:Hohwü L., et al., PLoS One., Severe maternal stress exposure due to bereavement before, during and after pregnancy and risk of overweight and obesity in young adult men: a Danish National Cohort Study.

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母の近親者の死は胎児にストレスを与え成人後の肥満につながる

デンマークのオーフス大学(Aarhus University)のLena Hohwü博士は、妊娠中の母親が受けたストレスが子どもに与える影響を評価するため、調査を行いました。

対象は、1976年~1993年に生まれ、2006年~2011年に徴兵試験を受けた119,908人の成人男性で、年齢は17歳~31歳でした。

この中から誕生日の12ヶ月以内に、母親が近親者を亡くしている4,813人の体型を調べました。

その結果、過体重(BMI25以上)になる確率が2.9%上昇し、肥満(BMI30以上)になる確率が1.3%アップしていました。

妊娠前でも家族の死は胎児に影響

博士の研究によると、むしろ妊娠前のストレスの方が子どもを肥満にする危険性があります。

妊娠前の6ヶ月に近親者が亡くなった場合、赤ちゃんが過体重になるリスクは1.15倍になり、妊娠中では1.13倍になりました。

子ども(胎児にとっての兄、姉)と死別した場合、妊娠の1年前であっても、肥満になる危険性は1.57倍に上昇しました。

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生物学的父親の死のストレスは大きい

特に影響が見られたのが、胎児の本当の父親との死別です。

妊娠期間中に夫を失った妊婦のストレスは大きく、子どもが過体重になるリスクは1.53倍に、肥満になる危険度は2.0倍にまで増加していたのです。

妊娠中に配偶者に浮気や不倫をされ、夫が死んだと思うことにする方もいらっしゃいます。

しかし、そのような過度のストレスは、お腹の中の赤ちゃんに成人後にも残るひどい影響を与えることになりかねません。

世の旦那様方には節度ある行動をとっていただきたいと思います。

夫との死別原因と覚悟する期間

この研究での夫の死亡理由は次のとおりでした。

交通事故死:11%

ガン:11%

心筋梗塞:9%

これらの死因では、突然死とある程度予想された死によって受けるストレスが変わるのかについては判明しませんでした。

ストレスホルモンと太りやすさの関連

では、なぜ母親がストレスを感じると胎内の赤ちゃんも影響を受けるのでしょうか。

母体がストレスを受けると血中のストレスホルモン濃度が高まり、赤ちゃんにも伝わります。

ストレスホルモンには脂肪の溜め込みや合成を促す性質があるため、高濃度の環境に慣れることによって胎児もストレスホルモンを放出しやすくなる可能性があります。

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まとめ

この記事では、近親者との死別というストレスを受けた母親から生まれた子どもは肥満になるリスクが高まるとする研究を紹介しました。

近親者の死は妊娠前であってもストレスとなり、特に子どもを失った母親は大きな心理的負荷を受けていました。

さらに夫(胎児の父親)を妊娠期間中に亡くした場合には、子どもが肥満になる危険度は2倍にまで上昇しました。

これは心理的負担によって母体中に高まったストレスホルモンが胎児に影響した結果です。

愛する子どもの将来のためにも、この悲しみに立ち向かいませんか?

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