心理学で食べ過ぎを防ぐ!2段階のテクニック理論とは

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しっかり晩ごはんを食べたはずなのに、しばらくたつと空腹になってしまったり、満腹になるくらい食事しても、すぐにお腹が空いてしまうことはありませんか?

1日の必要カロリー(運動や維持に必須な量)よりも多いエネルギーを摂取してしまうと、消費しきれなかった余分なカロリーは全て脂肪に変わります。

少しずつ増加する脂肪組織は、お腹周りから手足に広がり、体型の変化、体重の増加、健康面でも心臓病や糖尿病、脳梗塞といった病気のリスクを高めてしまいます。

この不自然な空腹感をなくす、心理学的な技術があるとしたら、どうしますか?

Reference:Schumacher S., et al., Appetite. 2017. Acceptance- and imagery-based strategies can reduce chocolate cravings: A test of the elaborated-intrusion theory of desire.

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なぜ、あなたはお腹が空いていないのに、お菓子を食べたくなるのか?

人間は、これまでに食べた経験のある美味しいものの記憶を持っています。

心理学的な研究によれば、ヒトが何かを欲しくなるときには、2つのステージがあることがわかっています。

1つ目は「欲求段階」、テレビや雑誌の広告、ネットのお店の記事などの視覚的な刺激や、通りががったお店からほのかに香るにおい、焼いたり揚げたりといった調理する音も、あなたに「こういう食べ物がある」ということを思い出させ、食べたいという気持ちを呼び起こします。

2つ目は「渇望段階」、具体的に頭のなかで、その食べ物のイメージがわき起こり、色や形、においや味が舌に広がって、唾液と胃液の分泌が促進されて、まるで空腹なので、どうしても何かを食べなければならないように、錯覚してしまいます。

つまり、この2つの食べ物を欲しがる心理的な段階のどちらかで、思考を禁止することができれば、満腹の食後にデザートも欲しくなったり、おやつの時間でもないのに、お菓子を食べたくなる気持ちを止めることができると考えられます。

では、実際にどのようにすれば、この欲求と渇望を押さえ込むことができるのでしょうか。

強力な甘いチョコレートの魅力に抵抗するには思考の撹乱とイメージの侵入が有効

チョコレートは、代表的な甘いお菓子であり、カカオの特徴的な風味は、一度思い出してしまうと忘れることが難しい危険なものです。

チョコレートにはカカオポリフェノールという抗酸化物質が含まれていますが、大量に食べると、脂肪分と砂糖が多いため、肥満になるリスクを高めます。

オーストラリアのフリンダース大学(Flinders University)の Marika Tiggemann 教授らは、チョコレートを食べたいという気持ちを抑える方法を開発しました。

教授らは、若い女性191名に参加してもらい、まずチョコレートのことを思い浮かべてもらいました。

1つ目の欲求段階を邪魔するため、チョコレートのことを思い出してしまった瞬間に、体を動かしてチョコレートのことを考えないようにしました。

2つ目の渇望段階を止めるために、チョコレートのイメージを、例えば気持ちのよい森や浜辺など無関係なイメージに置き換える訓練を行いました。

その結果、①体を動かしてチョコレートを食べたいという気持ちを忘れさせる、②他のイメージで上書きする、という心理テクニックを用いることで、本当にチョコレートを食べたいという気持ちをなくすことができたのです。

まとめ

この記事では、何かを食べたいという欲望を、心理的な2段階のテクニックを用いて減らす方法を紹介しました。

その食べ物のことが、心の中に浮かび上がった芽の段階で、他のことに集中すること、そして鮮明に思い出してきたときは、別のイメージで気を散らすことで、本格的に食べたくなる欲求を低下させることができるのです。

お腹が空いてもいないのに、なぜか食べたくなってしまう高カロリーなお菓子は、エネルギーとして消費されることなく、あなたの脂肪として蓄積します。

何か食べたくなったと思ったら、その気持ちが本物になってしまう前に、何か別のイメージで撹乱または上書きすることをおすすめします。

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