若い女性に増えている感じにくい脳梗塞の原因、前兆と症状、予防法とは

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女性脳梗塞

皆さんは脳梗塞(脳卒中)と聞くと、どんな症状を思い浮かべますか?

脳梗塞は別名脳軟化症とも呼ばれ、脳細胞や神経に栄養や酸素を運んでいる動脈(血管)が何らかの原因によって詰まる(閉塞、狭窄)ことで、脳組織が虚血状態となり壊死し始める病気です。

脳の血流が阻害されることで激しい痛みや頭痛を感じると思われるかもしれません。

しかし女性の場合、このような脳梗塞(脳卒中)の典型的な症状がわかりにくいということをご存知ですか?

この記事では、女性の脳梗塞の原因、前兆と症状、その予防法を紹介します。

Reference:Larsson SC., et al., Neurology. 2014. Healthy diet and lifestyle and risk of stroke in a prospective cohort of women.

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過労と過度なストレスが脳卒中の原因となる

若い世代の心血管系の病気を発祥させるリスク原因として最も注意しなければならないものは過労とそれに伴うストレスです。

通常、動脈の閉塞や狭窄の危険因子として、肥満コレステロール糖尿病高血圧飲酒喫煙運動不足があげられます。

しかし若い20歳代、30歳代、40歳代の場合、むしろ過労とストレスが高いリスク要因となることがわかっています。

継続的な過労と強いストレスがホルモンバランスを乱すことで、血圧の上昇や血管の収縮を引き起こし、脳梗塞(脳卒中)の引き金となるのです。

脳梗塞の5つの前兆や症状とは

脳卒中を発症する前には典型的な5つの症状が現れます。

①顔がゆがんで表情が作れなくなる

②腕に力が入らなくなる

③言葉が出なくなる

④視野が狭くなる

⑤強い頭痛(偏頭痛のような片側の痛みの場合もある)

そして早期発見のための自己診断方法としてFASTという方法があります。

FASTとは、FACE(顔)、ARM(腕)、SPEECH(言葉)、TIME(時間)の頭文字をつなげたものです。

FACE(顔):顔面の麻痺の確認。鏡を見ながら笑顔を作る。どちらかの口元が上がらなくなっていたら脳卒中を起こしている可能性がある。

ARM(腕):腕の麻痺の確認。両腕を手のひらを上に向けて水平に上げる。どちらかの腕が勝手に下がってきたら脳卒中を起こしている可能性がある。

SPEECH(言葉):言葉の麻痺の確認。簡単な文書を思い浮かべて話す。話せなくなっていたら脳卒中を起こしている可能性がある。

TIME(時間):上記の3条件のいずれか1つでも該当していた場合は、一刻も早く医師の診察を受ける。

脳卒中は早期の治療によって後遺症からの回復度合いが異なります。

ためらわずに1分でも早い診断を受けましょう。

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若い女性が脳梗塞の前兆や症状を感じにくい理由とは

30代の女性アナウンサーや50歳の磯野貴理子さんが脳卒中を発症されたことで、自分もなるのではないかと不安になった方もいらっしゃるのではないでしょうか。

女性が脳梗塞を発症する割合は男性に比べて7割程度と低いものの、死亡原因の上位に挙げられている病であり、同時に助かったとしても麻痺、運動言語障害、失語など生活に影響する後遺症が残ることも恐ろしい点です。

一般的な脳梗塞はコレステロールや高血圧など血管に蓄積されたダメージの影響だと考えられていますが、20歳代30歳代40歳代で発症する若年性脳梗塞の場合は過労やストレスの影響が大きく少し毛色が異なります。

そして女性の場合、男性よりも受診が遅れる場合が多いのです。

女性は男性に比べて痛みに強い

弱い痛みならドンと来い?男性は弱い痛みなら女性よりも強いでも紹介しましたが、女性が男性に比べて肉体的な痛みに強いことは証明されています。

このため脳卒中が疑われる症状があっても救急車を呼んだり病院へ行かないという方が多いのです。

この程度で医師の診断を受けに来たのかとか、心配性だなとか、思われたくないという心理的抑制が働いてしまうことで初期治療の開始が遅れ、結果的に手遅れとなってしまうことがあります。

もし疑わしい症状が現れたのなら、夜だからとか時間帯に迷わずに診察を受けることをお勧めします。

とは言え、脳梗塞を発症してしまってからでは命に関わることになりかねません。

では普段の生活習慣から脳梗塞の発症を予防することはできないのでしょうか。

脳卒中の確率を半分に下げる5つの健康習慣とは

スウェーデンのカロリンスカ医科大学(Karolinska Institutet)のSusanna C. Larsson准教授らは、スウェーデン人の女性31,696人を平均10.4年間追跡して、どのような生活を守れば脳梗塞になりにくいのか調査を行いました。

その結果、次の5つの決まりを守っていた方が脳卒中を起こす危険性は、全く守っていない方と比べて54%下がっていたのです。

①野菜と果物が多く、脂肪の少ない食事をとっている

②アルコールは適度にたしなむ(週に3~9杯、1日に5~15g)

③タバコを吸わない(禁煙している)

④毎日40分以上の徒歩か自転車の利用、そして週1時間以上の運動をしている

⑤ボディマスインデックス(BMI)が25以下である

これらの健康的な生活を送ることで、脳梗塞にかかることを予防することができます。

まとめ

この記事では、若い女性の脳梗塞は過労やストレスが原因であり、女性の我慢強さから前兆や症状があっても発見が遅れがちなこと、そして5つの健康的な生活を送ることで発症リスクを半減できることを紹介しました。

脳梗塞は男性や中年の方に限った病ではなく、むしろ若い女性のほうが発見しにくく治療が遅れることが多いため、注意しなければならない危険な病気なのです。

人件費削減と苛酷な労働環境による過労と、人間関係や職場、家族や恋人、友人や仕事などを原因とするストレスは常に身近にあります。

長時間労働や過剰なストレスが続くようであれば、あなたの脳が悲鳴をあげる前に、その元を解消するかリフレッシュすることをオススメします。

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