家族の強い絆が男性を元気にして女性を病気にする理由とは

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家族

みなさんにとって家族とは、どんな存在ですか?

何者にも変えがたい大切な人たち?それとも厄介な疎ましい存在だと感じている方もいらっしゃるかもしれません。

家族の絆はとても大切で力強いものです。

それこそ遺伝子によって決められた性格を変えてしまうほどに。

でも、その絆が及ぼす影響には男女差があるようです。

この記事では、家族や地域社会の絆の強さが遺伝子による病気の発症を男性の場合は低下させるけれど、女性の場合は悪化させるという研究を紹介します。
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Reference: Perry B., et al., the American Sociological Association’s annual meeting. IU study examines how genes, gender and environment influence substance abuse.

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病気の原因となる高リスク遺伝子に環境が影響する

肥満や心臓病、うつなどの病気を発症する危険性を高める高リスク遺伝子が存在することがわかっています。

しかし高リスク遺伝子を持っているからといって必ず病気になるわけではありません。

病気を起こすには高リスク遺伝子が働かなければならないのです。

このスイッチとして考えられているのが、環境因子と遺伝子の相互作用(Gene–environment interaction)です。

これは生物の周囲の環境因子が遺伝子に影響して、その遺伝子が動くか動かないか決定されているという理論です。

実際にヒトでも周囲の環境が肥満遺伝子に影響を与えることがわかっています。

この記事で紹介する研究では、うつに関連するストレス耐性遺伝子に着目しました。

その結果、周りの影響が男女に逆に現れることがわかったのです。

男性は家族の絆が励みになり女性は負担になる

アメリカのインディアナ大学(Indiana University)のBrea Perry博士らは、家族や地域社会の絆の強さという環境因子がストレスによって影響を受ける遺伝子に与える影響を調査しました。

この遺伝子GABRA2は、ストレスの感じやすさや周囲の状況を感情的に捉えるかどうかといった脳の精神的な機能を担っています。

ストレスに対して強くなる物質として知られるGABA(γ-アミノ酪酸)の受容体を決めていると言えばわかりやすいと思います。

博士らは、1,026家族の4,307人の遺伝子変異を調べ、この高リスク遺伝子によって起こるアルコールやタバコ、違法薬物の乱用状況との関連を調査しました。

その結果、高リスク遺伝子を持っていても家族や地域社会の絆が強いと、男性はお酒や煙草、薬におぼれる危険性が低下していたのです。

しかし女性の場合、家族や地域社会の絆が強い場合のほうが男性とは逆にストレスを感じていました。

これは、なぜなのでしょうか。

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女性は関係の維持にコストを支払っていると感じている

男性と女性では同じ家族や地域社会でも異なる側面から見ていると考えられます。

男性は家族の仲がよいことや地域社会で良い関係を構築できていることをプラスにとらえています。

しかし女性の場合は、その良い関係を今後も維持し続けないと考えるために、絆の強さを負担に感じてしまうのです。

まとめ

この記事では、家族の強い絆という環境が遺伝子の発現を抑え依存症になる危険性を減らすとする研究を紹介しました。

しかし、この環境の影響は男性にはポジティブに働きますが、女性にはネガティブに働きます。

男性は良い関係であることを素直に喜びますが、女性は良い関係をずっと保つために精神的なストレスを感じてしまうのです。

家族の仲が良いことは素晴らしいことです。

でも一度ご家族内で話し合いをされることをオススメします。

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