年齢制限あり?富士山に無理に登ると命の危険がある

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富士山

富士山に登ってみたいと思われたことはありますか?

富士山は日本で最も標高の高い山であり、2013年には世界文化遺産に登録されたことでも注目を集めました。

富士登山は、とてもすばらしい体験ですが子供や高齢者の場合は注意が必要です。

この記事では、富士登山を試みた子供の55%に急性高山病の症状が現れ、登山を断念したとの研究を紹介します。
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死の危険もある急性高山病とは

急性高山病は、ヒトが海抜2500 mm 以上の高地に行ったときに発症するものです。

海抜0 mm の地点から高く登れば登るほど、大気中の酸素分圧は低下していきます。

2500 mm でおよそ平地の80%程度の量にまで減少します。

この低酸素状態による酸欠によって、頭痛、嘔吐、めまい、倦怠感などが起こり、これらの症状を総称して高山病と言います。

基本的に速やかに下山することで回復しますが、無理に高地に滞在し続けると脳や肺に障害が発生し最悪の場合には死亡します。

5~12歳の子供の半数以上が富士登山で高山病を発症

日本旅行医学会は2012年と2013年の8月に富士山を訪れた児童245人に聞き取りを行い、134人が高山病の症状を訴えたことを報告しました。

内122人は頂上まで登ることを断念し、下山していました。

また富士山は1日で登りきることができないため途中で宿泊するのが普通です。

宿泊場所の標高が高いほど、高山病になる割合が増えていました。

理由として、高山病の対策として、少しずつ体を低い酸素に馴らす順化という方法があります。

標高の低い地点に宿泊したことにより、順化に成功したと考えられます。

高山病に予防薬は存在しない

高山病の治療薬として次のものがあります。

肺水腫用:アセタゾラミド、ニフェジピン

脳浮腫用:デキサメサゾン

これらは劇薬であり、予防するために積極的に飲むべき薬ではありません。

特に児童に無理に登山させるために服用させることはもっての外です。

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仲間意識がリスクを高める

このように子供たちが登るには富士山は難易度の高い山です。

また50歳以上の方も酸素吸収量が徐々に低下していくため、注意が必要です。

特に団体旅行の場合、個々人で異なる順化具合を考慮せずに登りだすことが多いため危険度が増します。

グループで挑戦した場合も、あの人は登るのに私は登れないなどの意識が働いて無理をしてしまい、結果として高山病を悪化させてしまうことがあります。

富士山は5合目まで車で到達でき、標高を直線距離(約1.7 km)と勘違いしてしまうことにより、高山病になる人が後を断ちません。

それでも富士山に登るべき理由

では富士登山はしないほうが良いのでしょうか?

私は人生において1度は登ってみるべきだと思います。

個人的な体験ですが、頂上に登りきったときの達成感と、ご来光を見たときの感動。そして眼下に広がる駿河湾と伊豆半島の影は、今でも心に残っています。

あの感情は体験してみないことには、とても言葉に言い表すことのできないものだと思います。

まとめ

富士山に登った児童の半数以上が高山病にかかっています。

富士山は意外と踏破の難しい山であり、事前の準備が大切です。

心身だけではなく、しっかりと登山の装備を整えた上で挑戦することをお勧めします。

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