食事の時間を守ると高カロリーの食事をしても痩せる?その科学的根拠とは

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食事の時間
皆さんは、いつも何時にごはんを食べていますか?

あわただしくて朝ごはんをしっかり食べることができなかったり、帰るのが遅くなって晩ごはんも深夜になってしまったり。

お菓子を食べるのを止められず、休日の間、ずっと食べ続けてしまったりしたことはありませんか?

毎日が忙しくストレスの多い生活では、それも無理の無いことかと思います。

ダイエットにおいては摂取カロリーが消費カロリーよりも少なければ痩せるとされています。

でもカロリー制限は苦しいものですし、日常のパフォーマンスも低下してしまいます。

もし、ある食事の時間を守れば無理なカロリー制限をしなくてもダイエットすることができるとしたら、どうしますか?

この記事ではカロリーの高い食事をしていても、食事をする時間帯を守ることで体重を増やさずに、むしろ運動能力を向上させるかもしれない研究結果について紹介します。

Reference:Hatori M., et al., Cell Metab. Time-restricted feeding without reducing caloric intake prevents metabolic diseases in mice fed a high-fat diet.

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食事の時間を制限したマウスは高脂肪食を摂取しても肥満やメタボリックシンドロームにはならない

米国ソーク研究所(Salk Institute for Biological Studies)の 羽鳥恵博士らの報告によると、食事の時間制限したマウスは高脂肪食を摂食しても太らず、高血糖が改善し、むしろ運動機能が向上したとのことです。

研究では、通常の食事を1日中食べられる群、高脂肪食を1日中食べられる群、高脂肪食を夜の8時間のみ食べられる群の体重を比較しました。

マウスは夜行性ですが、食事をいつでも食べられる環境では、マウスは1日中ごはんを食べようとします。

この3つの群れのカロリー摂取量に差はありません。

同じ栄養成分の食事を同じカロリー分だけ食べていれば、同じように太るはずです。

しかし、そのようにはなりませんでした。

時間制限した食事では肥満にならない

4ヶ月間の実験で、通常の食事をしていたマウスは平均32.6 g の体重であり、1日中高脂肪食を食べ続けたマウスの体重は47.4 g まで増加していたにもかかわらず、高脂肪食を時間制限して食べさせたマウスの体重は 34.2 g までしか増えていませんでした。

また1日中高脂肪食を食べ続けたマウスは、高い血中コレステロールやインスリン濃度といったメタボリックシンドロームに特徴的な症状が見られましたが、時間制限したマウスでは、そのような内臓脂肪症候群の所見は見られなかったとのことです。

時間制限した食事で運動能力が上昇する

この体重が増えなかった原因を、筋肉量が少なくなったからだと思われるかもしれません。

しかし調べたところ、1日中高脂肪食を食べ続けたマウスと比べて高脂肪食を時間制限して食べさせたマウスは脂肪のみが減少していました。

むしろ通常の食事をしていたマウスと比べても長時間運動を続けられるほどスタミナが増えていたとのことです。

概日リズムの回復が体重増加を抑える

この研究では、代謝に密接に関連している概日リズム(サーカディアンリズム)が1日中高脂肪食を食べ続けたマウスでは乱れてしまうのに対して、たとえ高脂肪食を摂取しても時間制限して食べさせれば、通常食のマウスと同じリズムを保っていられることが示されました。

これにより肥満やメタボリックシンドロームの病態を防ぐことができるとのことです。

では、この結果をヒトに応用するとすればどのようなものになるのでしょうか。

1日の食事の時間を朝ごはんを食べてから8時間に制限する

マウスはヒトと同じ哺乳類であるため、1日の睡眠時間は12時間です。

そう考えると活動期間の長いヒトの場合、食事できる時間を延ばしたくなってしまいますが守りましょう。

また1日の最初の食事の時間を遅くして夜まで食事をしたくなりますが、朝ごはんをしっかりと食べるべきです。

朝の食事は代謝の向上や日中の活動レベル上昇に貢献します。

それに夜遅い食事から得たカロリーは、脂肪に蓄積されやすいため避けたほうが良いでしょう。

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8時間ダイエットはやせるのか?

夕方近いダイエット方法というと8時間ダイエット(8-hours diet)があります。

8時間ダイエットの方法は次のようなものです。

1日の食事時間を8時間だけにする

何時から始めても良い。朝から夕方でも、昼から夜でも。

健康に良い8種類の食品を食べる

赤身の肉、穀物、果物、野菜など。

1日8分間の有酸素運動をする

負荷は自分の体重を利用する程度の軽いもの。

8時間ダイエットでは1日の最初の食事の時間をいつにしても良いことになっていますが、夕方から夜遅くまで食べ続けては痩せにくいと思われます。

アメリカ発祥のダイエット方法ですが、口コミを見るとそのように夜遅くまで食べてやせないとの意見もありましたので、早い時間帯に開始したほうが効果があるのではないのでしょうか。

まとめ

短期間の断食のようなファスティングダイエットでは、筋肉が減ってしまうことが懸念されます。

しかし、この研究では高カロリー食を食べてもきちんと体のリズムに従って食事をすれば、むしろ運動能力が向上することが示されました。

この一見すると不思議なダイエット方法を、ご自身のダイエットで試してみませんか?

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