肥満の原因!脳疲労を癒すホルモンの増やし方とは

更新日:

「最近、頭痛がひどくて薬を飲んでも良くならない。仕事も忙しいのに、ぜんぜん頭が働かなくて困る」

「毎日、早く寝て睡眠はしっかりとっているはずなのに、昼間に眠気が襲ってくる。鬱かもしれないから、病院に行った方が良いのかなあ」

風邪でもないのに頭痛が続いたり、考える力が急に落ちていたり、睡眠時間を確保しているのに大事な時に眠くなったりしませんか?

あなたのその症状は、脳疲労と呼ばれる状態です。

最新の研究では、脳疲労状態になると、集中力の低下や偏頭痛、意欲の低下、さらに太りやすい体質にもなってしまうことが、あきらかになっています。

この記事では、脳疲労の原因と症状、解消してくれるホルモンと、そのホルモンを増やす方法を紹介します。

Reference:Yagishita Y., et al., Cell Rep. 2017. Nrf2 Improves Leptin and Insulin Resistance Provoked by Hypothalamic Oxidative Stress.

336固定




脳疲労の原因は?恐ろしい酸化ストレスとは

脳疲労とは、情報過多や精神的なストレスによって、脳の神経細胞が働きすぎて弱まった状態を指します。

人間は、何かを考えたりするときには、脳内の神経細胞に電流を流して働かせなければなりません。

この電流を発生させるためには、細胞の中にあるミトコンドリアという部分で、エネルギーを生み出す必要があります。

このエネルギー産生には、糖質と酸素の補給が欠かせません。

しかし目や耳から脳が処理しきれない量の情報が入ってきたり、怒りや悲しみなど心の容量を超えてしまう大きなストレスが加わると、神経細胞が過剰に反応して大量の酸素を血液から取り込んで、ミトコンドリアが処理しきれなくなり、細胞の中を酸化させてしまうのです。

この酸化ストレスが神経細胞に広がると、細胞が弱まって細胞死が起こり、細胞数が減少していきます。

このように、酸化ストレスが、脳疲労を起こす原因なのです。

脳疲労が進行すると、どんどん処理できる情報量が少なくなり、ますます脳疲労がひどくなる悪循環に陥ってしまいます。

この脳疲労を放置しておくと、どんな症状が現れるのでしょうか?

脳疲労は思考力、判断力、集中力、記憶力を低下させるだけでなく、食欲ホルモンも増やす!

脳疲労が悪化すると、脳全体の活動レベルが下がっていきます。

脳は、認知機能と呼ばれる、考える能力を持った臓器です。

脳疲労状態が続くことで、知的能力である記憶や判断、思考に乱れが発生し、会話やコミュニケーション能力の低下、失敗やミスの増加が起こります。

これは会社での生産性や、学校での学習効率を大幅に低下させてしまう原因になります。

また脳疲労時には、残った正常な神経細胞で膨大な量の情報を片付けようとするため、部分的な痛み、特徴的な偏頭痛が発生します。

さらに脳の全体的な能力も衰えるため、原始的な機能である睡眠や食欲を制御しているホルモンバランスが崩れて、変な時間に眠くなったり、食べても食べてもお腹がすいて空腹感がとまらなかったりします。

この脳疲労を癒す方法は、ないのでしょうか?

癒しホルモンの増やし方!必要なミネラルとは

東北大学の山本雅之教授らのグループは、脳疲労を起こす酸化ストレスと肥満の関係について、研究を行っています。

教授らは、酸化ストレスが強まると、糖質や脂質をエネルギーとして消費するインスリンホルモンの量が減少して脂肪に変わりやすくなり、食欲をコントロールするレプチンホルモンが増えて満腹感を感じなくなることを発見しました。

この酸化ストレスを減らすためには、セレノプロテインと呼ばれる抗酸化ホルモンを分泌させなければなりません。

セレノプロテインが十分に作られれば、脳の酸化ストレスも抑制されて、脳疲労も解消するのです。

そして、このセレノプロテインを増やすために絶対に必要な材料が、必須ミネラルのセレンなのです。

336固定




脳疲労を回復させるセレンの多い食べ物は?

人体に欠かせない必須ミネラルのセレンが不足すると、抗酸化ホルモンであるセレノプロテインを作り出すことができなくなり、脳疲労が蓄積してしまいます。

セレンは魚介類に多く含まれるため、日本人が寿司に代表される日本食を食べている限り、不足することはありません。

しかし赤身肉の多い洋食ばかり食べていると、足りなくなる恐れがあります。

セレンの多い魚として、鮭やカツオ、アジ、鯛やウナギ、秋刀魚やイワシがあります。

魚卵のイクラやたらこ、卵つながりで鶏のたまごにも、セレンは豊富に含まれています。

またナッツ類、特にカシューナッツは、セレンが多い食品の一つです。

脳の疲れを忘れさせる疑似回復方法とは

あまりオススメできませんが、脳の疲れを一時的に治す、疑似回復と呼ばれる手段があります。

疑似回復方法として、カフェインの多いコーヒーや緑茶、抹茶、エナジードリンクやカフェイン錠剤を飲むこと、チョコレートなどの糖質の多い食品を食べること、タバコのニコチンやお酒のアルコール摂取があります。

この方法を使うと、短時間だけ脳の疲れを忘れて、覚醒状態になりますが、すぐに元の疲労状態に戻ってしまうため、セレンをきちんと摂取する方が、脳疲労の完治には近づきます。

あくまで緊急時の方法だと思ってください。

まとめ

この記事では、脳疲労が脳神経の働き過ぎによって発生する酸化ストレスが原因で起こること、症状として記憶力や判断力など認知機能の低下、局所的な頭痛、睡眠異常や過食による肥満があらわれることを紹介しました。

脳疲労の解消には、酸化ストレスを治すホルモンであるセレノプロテインが必要で、セレノプロテインを増やすためには、材料のミネラルであるセレンを摂取しなければなりません。

セレンは、日本人の健康的な食生活を送っていれば不足することのないミネラルですが、不健康な外食メニューが続いたり、生活が乱れていると、ストレス解消ホルモンの材料に使われて枯渇する恐れがあります。

無理にサプリで補給する必要はありませんが、セレンを多く含む食品を食べて、脳疲労を解消しましょう。

336固定




336固定




-心とダイエット
-, ,

Copyright© Dr. Doo の ダイエット講座 , 2017 All Rights Reserved.