【お金の無駄】約72万円の損!薬を飲んでも腰痛は治療できない

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腰痛

皆さんは腰が痛むことはありますか?

腰痛は嫌なものです。

痛くなると満足に運動することもできませんし、ひどい時は座っていることもつらくなります。

腰痛の原因はいろいろな原因が考えられます。

背中の筋肉が弱かったり、体幹の筋力バランスが崩れているせいで起きる痛みもあります。

しかし本当に痛い腰痛の場合、背骨に異常が起こっている可能性が高いです。

この記事では、背骨周囲の組織変性による腰の痛みは投薬では治らないという研究結果を紹介します。

Reference:Parker SL., et al., J Neurosurg Spine. 2014. Two-year comprehensive medical management of degenerative lumbar spine disease (lumbar spondylolisthesis, stenosis, or disc herniation): a value analysis of cost, pain, disability, and quality of life: clinical article.

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6週間の投与で改善しなければ無意味

アメリカのヴァンダービルト大学(Vanderbilt University)の神経外科学部門のScott L. Parker 研究所所長らの研究によると、一定期間の薬物治療を行った後に腰痛が治らなければ、薬では痛みは消えないとのことです。

この研究では次の3種類の症例の患者さんたちを集めました。

①腰椎すべり症:50人

②腰部脊柱管狭窄症:50人

③椎間板ヘルニア:50人

これら症状の治療を開始して6週間経過した時点で外科的な治療(手術)をした方が良いと判断される方を対象に、その後、手術を決心するまでの期間または最長2年間の薬による治療成績を評価しました。

行われた薬の投与は次の5種類です。

a. 脊髄周囲へのステロイド注射

b. 筋弛緩剤の投与

c. 抗炎症剤の投与

d. 鎮痛剤の投与

e. 理学療法

その結果、痛みは全く治っていなかったのです。

腰痛に起因する症状に改善は見られず

一部、椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の患者さんたちの痛みは軽減されていました。

しかし患者さんたちに起こっている腰の痛み、足の痛み、運動障害、生活の質(QOL)、鬱症状、全身の健康状態には有意な治療効果は見られませんでした。

内科的な治療では治らないため、

①腰椎すべり症:18人(36%)

②腰部脊柱管狭窄症:11人(22%)

③椎間板ヘルニア:17人(34%)

の患者さんたちが2年間の間に手術を選ばれました。

そして手術されるまでには、多くの費用が発生していました。

無意味な治療に多くのお金が使われている

この研究では患者さんの支払うお金だけではなく、治療の際の医療従事者(医者、看護師、理学療法士など)の費用、時間も含めて計算をしています。

その結果、2年間の医療費として、

①腰椎すべり症:6, 606 ドル(67万円)

②腰部脊柱管狭窄症:7, 747 ドル(79万円)

③椎間板ヘルニア:7, 097 ドル(72万円)

のお金が費やされていました。

腰痛の症状に対して、臨床において求められる最低限の改善効果に届かない治療方法に対してです。

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まとめ

この研究において筆者らは、

「6週間の内科治療に失敗した時点で、その後の効果を期待することはできない」

「この投薬は社会的な投資に対して治療成績が全く見合っていない」

と述べています。

長引く痛みは、とても嫌なものです。

根本的な治癒を期待するためには、手術に対して前向きに検討する必要があるのかもしれません。

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