なぜ南国で妊活すると体重が増えて肥満になるのか? その理由とは

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あなたが健康な子どもを授かりたいと思うなら、南国で妊活をしてはいけません!

妊娠しにくい体質の方は、血流が悪い冷え性なために、不妊になってしまっている場合があります。

体が冷えていると血の巡りが悪くなって、全身に老廃物が停滞して、子宮や卵巣に新鮮な血液や栄養が届かなくなるからです。

これを改善するためには、毎日の適度な運動や漢方薬、冬場や夏場でも冷房病の場合にはホッカイロを使って体を温めることが有効です。

しかし世界のセレブやお金持ちの中には、スケールの違う解決策を選ぶ人もいるようです。

それが「暖かい南国で妊活すれば良いんじゃない?」という極端な方法です。

確かに一年中通して気温の高い南国のリゾート地で、高級ホテルに宿泊して特別な非日常感を感じて、エステやスパでリラックスすれば、妊娠できそうな気がしてきますね。

でも普段の生活と全く違う場所で、妊娠のような特別なライフイベントをして、何も問題は起こらないのでしょうか?

この記事では、外気温の高い状況での妊娠は母体の体重増加と肥満を促して、一過性の妊娠糖尿病を発症するリスクを高め、胎児への悪影響を及ぼすという研究を紹介します。

Reference:Booth GL., et al., CMAJ. 2017. Influence of environmental temperature on risk of gestational diabetes.

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胎児と母体に障害を引き起こす危険な妊娠糖尿病とは

妊娠すると胎児への栄養供給のために、自然と脂肪がつきやすい体質に変化していきます。

しかし過剰な脂肪の蓄積は、妊婦のメタボリズムを変質させて、単なる肥満にとどまらずに、血糖値異常に伴う妊娠糖尿病を引き起こす原因になります。

妊娠糖尿病は、妊娠中に発症する一過性の糖尿病症状であり、高レベルの高血糖状態を引き起こして、全身の臓器にダメージを与えます。

通常は出産と共に母体は正常に戻りますが、一定の割合で、そのまま本当の糖尿病を発症してしまう場合もあります。

また母体の異常な高血糖は、胎児の成長を阻害して、脳神経や臓器、免疫機能の発達を障害することがわかっています。

では、この危険な妊娠糖尿病にならないためには、どうすればよいのでしょうか。

寒ければ寒い場所で妊娠した方が妊婦太りを予防しやすい

カナダのトロント大学の研究者らは、妊娠中の平均気温と妊娠糖尿病の発症率に関係があるのでは、と疑問を持っていました。

世界の肥満患者発生率を比較すると、涼しい温帯や冷帯、寒帯地方よりも、暑い熱帯地方の方が、人口に対する太っている人の割合が多くなる傾向があるためです。

研究者らは、2004年から2016年までの12年間かけて、のべ55万人以上の妊婦が生活していた環境と、病歴を調査しました。

その結果、平均気温24度以上の南国で妊娠生活を送っていた妊婦は、寒冷地で妊娠していた妊婦よりも、妊娠糖尿病になりやすいことが明らかになったのです。

実際に世界中の妊娠糖尿病の発症率を比較すると、北欧やカナダ・米国の涼しい地方の妊婦よりも、南アジアや中東、アフリカなどの熱帯気候の妊婦の方が、病気になりやすいというデータが得られました。

研究者らの計算によると、外気温が10度上昇するごとに、妊娠糖尿病になる確率が6~9%アップしてしまうというのです。

では、なぜ熱い南国で生活をすると、肥満になって妊娠糖尿病を発症するリスクが高まるのでしょうか?

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暑いと体を動かさなくなり基礎代謝が低下して褐色脂肪細胞の働きも弱まる

実は暑いと、カロリー消費量を減らして体に脂肪がつきやすくなる3つの原因があるのです。

冷たい雨や雪が降る寒い季節よりも、太陽がさんさんと輝く暑い夏のような気候の方が、積極的に外に出て活動的になると誤解していませんか?

実際には、汗をかくのが嫌だったり、強すぎる日光を浴びることに耐えられなくなり、活動量が減少することが知られています。

さらに体を動かさないために筋肉も弱まるため、何もしなくてもエネルギーを消費する基礎代謝量が低下します。

3つ目には、外気温が高いと体温を維持する必要が無くなるため、体の温度を保つために、脂肪を燃焼させて熱を発生させる褐色脂肪細胞が休眠してしまいます。

このように南国で妊活することは、母体の肥満リスクを上昇させて、妊娠糖尿病の発症を促し、胎児に障害を与える危険な行為だと言えるのです。

まとめ

この記事では、気温が高ければ高いほど、母体の体重増加、肥満、妊娠糖尿病になる危険性が上昇するという研究を紹介しました。

血流が悪いことによる冷え性は、体内に不用な老廃物を蓄積させ、妊娠するために大切な子宮や卵巣に、栄養や新鮮な血液を運ぶことを阻害します。

そこで暑い南国での妊活という力業に出る勝ち組の方もいらっしゃるようですが、お母さんの体と赤ちゃんの健康を考えるのであれば、お止めになった方が良いでしょう。

ウォーキングやヨガ、ストレッチなどの軽い運動をすることで、全身の筋肉を鍛えて血流を改善した方が、過剰な妊娠太りやつわりの予防にも効果があります。

楽な海外リゾートでの妊活ではなく、正しい環境での妊娠を目指しましょう。

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