タバコを吸うと筋肉が落ちてインスリン抵抗性が上昇する理由とは

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タバコダイエット

タバコを吸うと痩せる、というダイエット方法をご存知でしょうか。

モデルや芸能人などの細い体型を維持しなければならない職業の方に喫煙者が多く、またタバコを吸っていたときは痩せていたのに禁煙すると太ってしまう人が多いことから、タバコを吸うと体重が減るという説が一人歩きしています。

でも本当にタバコを吸うとやせるのでしょうか?

この記事では、タバコに含まれるニコチンがある神経伝達物質を増やすことで、糖をエネルギーとして利用できる量が低下し、グリコーゲン分解により筋肉が減るとする研究を紹介します。
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Reference:Vu CU., et al., Endocrinology. 2014. Nicotinic acetylcholine receptors in glucose homeostasis: the acute hyperglycemic and chronic insulin-sensitive effects of nicotine suggest dual opposing roles of the receptors in male mice.

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一時的に食欲を抑制できるニコチンの効果

タバコの煙に含まれているニコチンは脳の報酬系に作用するため、食欲を抑える作用があります。

このためタバコを吸っているヒトは痩せている場合が多いです。

ただし、この効果はタバコを止めるとなくなってしまうため、食欲を減らすためには常にタバコを吸い続けている必要があります。

さらに禁煙すると食欲が普通以上になってしまうため、かえって脂肪が増える結果になります。

そして最近の研究で、タバコと体重の関連がさらに深いことがわかりました。

タバコを吸うと筋肉が糖を利用できなくなり血糖値が上昇する

アメリカのカリフォルニア大学(University of California)のSushil K. Mahata教授らは、タバコに含まれているニコチンが体の糖代謝に与える影響について調査を行いました。

教授らは、平均的な喫煙者の1日のニコチン摂取量を求め、同じ量のニコチンをマウスに吸わせました。

その結果、マウスの糖を取り込むインスリン感受性が低下し、血糖値が急激に上昇して高血糖となることがわかったのです。

この作用は、ニコチンによって脳内の神経伝達物質の材料となるカテコールアミンの産生量が上昇し、ノルアドレナリン(ノルエピネフリン)とアドレナリン(エピネフリン)の量が上昇することによって起こります。

そしてニコチンによる作用は、これだけではなかったのです。

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タバコを吸うと筋肉が分解されてしまう

血中でカテコールアミンの量が増えると、その影響は全身に広がります。

特に筋肉中において体内の糖質が足りないと判断されるため、糖新生(グリコーゲン分解)が起こり、どんどん筋肉が分解されていってしまいます。

基礎代謝を支える筋肉を落としてまで体重を減らしたいのであれば止めませんが、少なくとも筋肉を鍛えて筋肥大を目指す際には禁煙した方が良いでしょう。

まとめ

この記事では、ニコチンの摂取によって糖取り込み機構が阻害され、筋肉が分解されてしまうとする研究を紹介しました。

タバコには食用を抑える効果があるため、一時的には痩せることができます。

しかし体内では筋肉がどんどん減っており、また糖質を吸収する仕組みが低下するため、とても太りやすい体に変わってしまいます。

タバコの害は広く知られており、少なくともダイエットのために吸うものではありません。

ご自身だけではなく副流煙で周囲の方々を糖尿病にしないためにも禁煙することをおすすめします。

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