乳がんの再発を予防するためには週に何時間の運動が必要なのか

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「検査で乳がんが見つかってから、何もする気がおきない」

「乳癌が進行しているかと思うと、不安になるから外に出ずに家に居たい」

自分の体にガンが発見された時の衝撃や、医師に癌だと診断されたショックで、気力を失ってしまう方のお気持ちは、とてもつらいものだと思います。

乳がん生存率は、5年後で92.9%、10年後で82.8%もあり、発見されれば治療しやすいガンなのですが、一方で再発や転移しやすいガンとしても知られています。

最近の研究で、この乳がんの再発を予防するためには、「運動」がとても重要であることがわかってきました。

この記事では、乳がん診断後に守るべき生活習慣について調査した研究を紹介します。

Reference:Julia H., et al., CMAJ. 2017. Lifestyle modifications for patients with breast cancer to improve prognosis and optimize overall health.

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乳がんにならない運動習慣、体重管理、食生活とは

カナダのサニーブルック健康科学センター(Sunnybrook Health Sciences Centre)の Ellen Warner 博士らのグループは、運動習慣や体重の変化、食事パターン、喫煙や飲酒が、癌の再発に与える影響について、67件の論文を調査しました。

その結果、乳がんと診断された後に、引きこもりがちになって体重が10%増加すると、死亡率が増加してしまうことがあきらかになり、特に太り気味で肥満体型の女性の生存率が最も低いことが判明しました。

逆に週に最低5日間、毎日30分程度の有酸素運動をしている人や、週に1~2回でも75分以上のキツめのトレーニングをしていた女性は、乳がんの再発と死亡リスクが低下していたのです。

さらに禁煙やアルコールを禁酒することも、乳がん再発リスクを下げていました。

一般的に癌と診断されると、心理的なストレスと通院や入院生活のために運動しなくなる傾向があります。

しかし積極的にアクティブなライフスタイルに変化させることで、健康を維持して、患者さんにも有益である可能性が示唆されました。

研究者らは、通常の抗がん治療と運動療法を併用することが、乳がんを再発させる確率を減らす効果が高いと考えています。

まとめ

この記事では、乳がんが見つかった後に体重を増加させずに運動習慣を保つことで、再発や転移のリスクを減らすことができるという研究を紹介しました。

乳がんは、胃がんや肺がんなど患者数の多いガンよりも、検査で発見される割合が最も高い見つけやすいガンであるにも関わらず、日本人女性の受診率が最も低い34%しかありません。

乳がん検査は痛いとか、高密度乳腺と呼ばれるデンスブレストだから無駄などどいう誤解のために低い受診率になっていますが、本当は最新の乳がん検査機器を使えば、痛みもなく早期発見と早期治療が可能な病気なのです。

体の異常を放置したままにしないで、正確な検査の受診と、運動によるダイエットをして、乳がんの再発を予防しましょう。

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