臭いことに気づかない!脂肪は嗅覚を5割低下させる

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ニオイ

あなたのにおいは大丈夫ですか?

暑い季節になると汗をかくため体臭が気になります。

靴で蒸れた足のニオイや食後の口臭、男性なら加齢臭や体質的なわきがであっても、きちんとケアしているから大丈夫だと思っている。

でも、あなたの嗅覚が他人と比べて著しく低下しているとしたらどうしますか?

ちゃんと体を洗っていても、周りの人はあなたのにおいを気にしているかもしれません。

この記事では、高カロリーな脂肪の多い食事を続けると臭いに鈍感になるとする研究を紹介します。
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Reference:Thiebaud N., et al., J Neurosci. Hyperlipidemic diet causes loss of olfactory sensory neurons, reduces olfactory discrimination, and disrupts odor-reversal learning.

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高脂肪食を半年続けるとにおいが判らなくなる

アメリカ人は65%の人が過体重であり、心臓や血管、脳機能を低下させる肥満の悪影響が問題となっています。

しかし肥満が五感の感覚器(視覚、味覚、触覚、聴覚、嗅覚)に与える影響については、これまで調べられていませんでした。

アメリカのフロリダ州立大学(Florida State University)の Debra Ann Fadool教授は、肥満を促す脂肪の多い食生活が嗅覚に与える影響を調べました。

教授は6ヶ月間脂肪の多い食事を与えたマウスと普通の食事を与えたマウスに対して、正しい匂いを区別できると水を報酬として飲める教育を行いました。

その結果、高カロリーな食事を続けていたマウスは匂いが判断できずに水を少ししか飲むことができませんでした。

また新しい匂いに対しても鈍感になっていくことがわかりました。

嗅覚細胞の50%が停止するエネルギーバランス異常とは

なぜ、このような嗅覚の低下が起こったのでしょうか。

マウスの鼻を調べたところ、高脂肪食を食べていたマウスの嗅覚細胞(嗅覚ニューロン)の50%しか働いていないことがわかりました。

過剰なエネルギーを摂り続けたことが感覚細胞に悪影響を与えた可能性があります。

恐ろしいことに、高カロリーな食事をしたマウスにダイエットをさせて体重や血糖値が通常レベルに戻ったとしても嗅覚は衰えたままだったのです。

では、この嗅覚能力の低下は治らないものなのでしょうか。

複数の香りを嗅ぐことで嗅覚受容体は活性化する

ヒトは鼻腔の奥にある嗅細胞レセプター(受容体)が匂いの化合物と結合することで匂いを感じることができます。

嗅細胞の寿命は1ヶ月程度であり次々に入れ替わっていますが、歳をとることによって再生力が減少するため、60歳までには半分以上の方が匂いを判別しにくくなると言われています。

この嗅覚受容体の数が減ることはどうしようもありませんが、この細胞の受容体を活性化することで嗅覚を取り戻すことができます。

その方法は、複数の香りを意識的に嗅いでみることです。

刺激のある強い香りを嗅ぐ必要はありません。

できるだけ多くの穏やかな香り(木や花、料理、生活臭)を意識して感じることで、レセプターがより多くの匂い化合物と結合するようになります。

これにより失われた嗅覚能力を向上させることができるのです。

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まとめ

この記事では、脂肪の多い高エネルギー食を続けると嗅覚が低下するという研究を紹介しました。

嗅覚は味覚にも影響しているため、嗅覚が衰えると料理の味もよくわからなくなります。

またガス漏れや腐った食材など危険なものを避けるためにも嗅覚は大切な能力です。

肥満や老化によって減少した嗅覚細胞は、いろいろな香りを嗅ぐことによって回復させることができます。

世界中の良い香りを楽しんでみませんか?

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