ジョギングで判断力が向上?運動による脳機能の老化改善効果とは

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ジョギング

歳をとることによる老化現象は誰にでも起こります。

心臓や血管、筋肉は年齢を重ねるにつれて、その機能を低下させていきます。

それは思考や感情を司る脳も例外ではありません。

若いときに比べて物覚えが悪くなったり、判断力が低下したり、衰えを感じることも増えていきます。

でも運動をして動脈硬化を予防することが、脳の認識能力を同年齢の方よりも向上させられるとしたらどうしますか?

この記事では、ジョギングのような運動習慣が血管の柔軟性を保ち、脳の前頭葉の働きを高めるとする研究を紹介します。

[photo credit: Ed Yourdon via photopin cc]

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Reference:C.J. Gauthier et al., Neurobiology of Aging, Hearts and minds: linking vascular rigidity and aerobic fitness with cognitive aging.

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血管の老化によって判断スピードの低下、大動脈の硬化の進行、最大酸素摂取量が低下する

カナダのモントリオール大学(University of Montreal)のClaudine Gauthier博士らは、老化によって進む動脈硬化が判断機能を担う脳の前頭野に与える影響について調査を行いました。

対象として18歳から30歳までの若い成人31人と55歳から75歳までの高齢者55人に対して3つの試験を行いました。

まず脳の判断機能を評価するストループ課題を用いて評価したところ、高齢者の判断時間は平均1248msかかり、若い成人の898msと比較して1.39倍遅くなっていました。

※ストループ課題:など文字情報と視覚情報を入れ替えたものを提示して正確に答えられる時間を計測することで前頭葉の機能を評価する方法でありストループ効果とも呼ばれる。

同時に高齢者の大動脈脈波速度8.98m/sと早くなり、若者の3.95m/s2.27倍早くなっていました。

※大動脈脈波速度:大動脈の硬直度を示す値で年齢が高くなると早くなる傾向がある。また速度が速いと心循環器系疾患の発症率が上がることがわかっている。

また高齢者のVO2max29.04mlO2/kg/minであり、若者の42.32mlO2/kg/min3分の2程度に減少してました。

※VO2max:1分間に吸収できる最大酸素摂取量を示す値であり、運動能力が高かったり酸素運搬能力が高いと大きい数字となる。

この動脈硬化の進行と脳機能の低下の比例関係は何を意味しているのでしょうか。

脳に回る酸素が減少するため機能が低下する

この研究ではテスト時にMRIによって脳の血流量を測定していました。

その結果、高齢者では脳内の血流が若者と比べて少なくなっていることがわかったのです。

つまり年齢によって進行する動脈硬化によって吸収できる酸素量が少なくなり、血管が細くなることで脳に満足に酸素が届けられなくなることによって、脳全体の機能が低下していったのです。

では、この機能低下を回復するトレーニング方法は無いのでしょうか。

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定期的な運動は年齢による動脈硬化を減らし判断時間を削減する

ジョギングやウォーキングのような有酸素運動を継続して行うことが動脈硬化を予防することがわかっています。

また有酸素運動トレーニングは肺機能を向上させるため酸素の取り込み量自体を増やすことができます。

つまり定期的な運動習慣によって脳内の血行改善と酸素量を増加させることで、脳機能の低下を予防することが可能となります。

まとめ

この記事では、老化によって進行する動脈硬化が脳機能を低下させていくとする研究を紹介しました。

この機能低下は血管が細くなることで脳に運ばれる酸素量が少なくなってしまうことによって起こります。

有酸素運動の習慣化は、動脈硬化を減らして肺機能を高めるため、この脳の能力低下を予防することができます。

いつまでも健康な脳でいるためにジョギングを始めてみませんか?

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