熱中症がランナーの死亡原因第1位!不整脈よりも注意すべき体温管理とは

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日射病

長い距離を走るときに熱中症対策をしていますか?

持久力を必要とする耐久競技のスポーツ選手が突然死を起こす2大原因は不整脈と熱中症です。

不整脈については生死に関わるとされ様々な対応策が医療現場でも準備されています。

しかし熱中症については死に直結するものではないため、選手個人の意識も薄く医師も深刻に治療方法を考えてきませんでした。

それは正しいのでしょうか?

この記事では長距離ランナーの死亡原因は不整脈ではなく熱中症だったとする研究を紹介します。
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Reference:Yankelson L., et al., J Am Coll Cardiol. Life-threatening events during endurance sports: is heat stroke more prevalent than arrhythmic death?

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長距離レース中に心臓病では死なない

イスラエルのテルアビブ大学(אוניברסיטת ת"א, Tel Aviv University)のSami Viskin医師らのグループは、心臓疾患と熱中症のどちらが長距離ランナーにとって深刻な問題なのか調査を行いました。

彼らは2007~2013年の間に10 km以上の距離を走る競技に参加したランナー137,580人のレース中の事故を調べました。

その結果、1名が心筋梗塞を起こし、もう1名が不整脈を起こして病院へ搬送されていましたが、命に別状はありませんでした。

しかし熱中症で運ばれた選手達は、そうではなかったのです。

競技中の熱中症は命に関わる

21名が熱中症によって病院へ搬送されており、12名が集中治療室への入院が必要なほど重症、そして2名が死亡していました。

不整脈による搬送よりも熱中症による搬送の方が10倍も多く、また死亡例も確認されています。

このことから長距離ランナーは熱中症対策を万全にしなければならないことがわかります。

では、どのように備えればよいのでしょうか。

熱中症対策の方法

※熱中症は日射病と熱射病をあわせた総称です。

日射病の原因と対策

気温の高い季節に屋外で運動する場合、太陽光を防がなければ用意に日射病になります。

日射病は太陽熱によって発汗作用が高まり、過度の水分を体外に出してしまうことで起きる脱水症状を指します。

このため帽子をかぶったり通気性の良い長袖のスポーツウェアを着ることで太陽光を遮断することが重要です。

また、かいた汗の分だけ水分を補給して体内の水分量を保つことで予防することができます。

このとき摂取する水は適度な塩分とイオンを含んだ体液に近い吸収しやすい組成のものが望ましいです。

熱射病の原因と対策

屋外はもちろん屋内であっても体温調節がうまく働かないと熱射病を引き起こします。

熱射病は高い外気温によって体内の熱が放出できなくなり、過度の熱が体内に溜まってしまった状態を指します。

このため冷やした水や氷などで火照った体を冷ますことが重要です。

また適温の水を摂取して体温を下げることにも予防効果があります。

日射病と同じく、このとき摂取する水は適度な塩分とイオンを含んだ体液に近い吸収しやすい組成のものが望ましいです。

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まとめ

この記事では熱中症が長距離ランナーの生死に関わるとする研究を紹介しました。

気候が良いといつも以上に運動してしまうものですが、適切な対策をとって日射病と熱射病になることを予防しなければなりません。

また体温を適切な温度範囲にコントロールすることは、筋肉の消耗や疲労を抑え、競技結果にも良い影響をもたらします。

熱中症対策を万全にして、レースに挑戦することをおすすめします。

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