新しい場所に発見!褐色脂肪細胞を刺激で増やすダイエット方法とは

更新日:

「代謝を上げる褐色脂肪細胞を活性化させたいけど、冷たいシャワーを浴びても、いまいち効果がわからない」

「肩甲骨はがしダイエットをすると、褐色脂肪細胞が刺激されて体温が上がるって言うけど、本当かなあ」

褐色脂肪細胞を活性化させるダイエットは、何もしなくても痩せるし、リバウンドもしないと盛んにテレビ番組やネットで紹介されていますが、口コミや感想を調べると、はっきりとした効果を感じにくいという方がたくさんいらっしゃいます。

なぜ褐色脂肪細胞ダイエットはうまくいかないのか、それは間違った場所を間違った方法で刺激していたためなのです。

この記事では、全身を最新の医療機器で検査した所、これまで考えられていた3倍以上の褐色脂肪細胞が存在する新しい分布か所が見つかったという研究を紹介します。

Reference:Carlos G., et al., Journal of Nuclear Medicine. 2017. Active brown fat during 18FDG-PET/CT imaging defines a patient group with characteristic traits and an increased probability of brown fat redirection

336固定




褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞とは異なりカロリーを消費して熱を生み出す作用がある

褐色脂肪細胞とは、その名の通り茶色の組織であり、赤ちゃんや冬眠する哺乳類など、体を動かして熱を上げることが出来ない状態のときに、体温を保つ作用のある細胞です。

飢餓状態に備えて、食事から摂取したエネルギーを油として貯蔵する白色脂肪細胞とは、まったく働きが違います。

褐色脂肪細胞は、白色脂肪細胞に溜め込まれたカロリーを燃焼させて、体温を高めるために働きます。

これまでの研究では、褐色脂肪細胞は成人した大人も乳幼児と同じく、肩甲骨の間の脊柱や首筋にあると考えられてきました。

そのため、肩甲骨を動かして筋肉をほぐすストレッチや、首筋に熱いシャワーと冷たい水を交互にかける冷温熱刺激をすることで、褐色脂肪細胞が活性化すると思われていました。

しかし最新の研究によれば、褐色脂肪細胞は、それ以外の体の他の場所に多いことがあきらかになったのです。

褐色脂肪細胞が本当に多い場所は体幹部の内臓周辺

ドイツのミュンヘン工科大学(Technical University of Munich)の Tobias Fromme 博士らのグループは、人の体全体の組織を検査するため、CT(コンピュータ断層撮影法)とPET(陽電子放射線断層撮影法)を組み合わせた、新しい診断方法を開発しました。

博士らは、実験に参加した1644名の男女の体中を分析し、人間の体内には、これまでに考えられていた3倍以上の量の褐色脂肪細胞があることを発見したのです。

この新たに見つかった褐色脂肪細胞は、心臓周辺、肺周辺、腹部横隔膜に多く分布していました。

もともと全身に血液を送り、命にかかわる大切な臓器である「心臓」の近くには、褐色脂肪細胞があることはわかっていました。

今回の研究で明らかになったのは、これまで考えられていた以上の褐色脂肪細胞が大人の心臓の周りにもあること、そして体幹部のお腹の中心部に褐色脂肪細胞が隠れているということです。

博士らは、これまでよりも大量の褐色脂肪細胞が体の中に見つかったことで、褐色脂肪細胞を利用した肥満防止、糖尿病予防方法を開発しやすくなると考えています。

では体の表面の皮膚から離れたところにある、外側から刺激を与えにくい褐色脂肪細胞を活性化させるには、どうすればよいのでしょうか。

全身の褐色脂肪細胞を刺激して活性化させるには体幹部を使った有酸素運動が大切

褐色脂肪細胞が多い人は、普通の人よりもエネルギー代謝効率が高く、痩せやすい太りにくい体質だということです。

しかし10代の年齢と比較すると、褐色脂肪細胞の量は、年をとるほど減少していきます。

そして、その減少度合いは、女性よりも男性の方が急激であり、これが中年太りの原因ではないかと考えられます。

このメタボリックシンドロームを予防するためには、体の表面の褐色脂肪細胞を刺激する程度では間に合いません。

体の中の内臓周辺にある褐色脂肪細胞を刺激するためには、マラソンやジョギング、水泳やテニスなど腕と体幹部を使う有酸素運動が効果的です。

体幹部にひねりが加わる、これらの有酸素運動を継続して習慣化することで、運動による物理的な振動、ホルモンバランスの調整と血流量の増加など、内蔵褐色脂肪細胞だけでなく、背中や首筋など体表面の褐色脂肪細胞も活性化させる刺激を与えることができるのです。

336固定




まとめ

この記事では、褐色脂肪細胞が背中や首周りではなく、内臓周辺に多いという研究を紹介しました。

つまり肩甲骨を動かすダイエットや、背中を冷却する方法では、少ない量の褐色脂肪細胞しか刺激できていなかったのです。

全身の褐色脂肪細胞を効率よく活性化させるには、毎日でなくても有酸素運動を継続して行うことで、物理的な振動やホルモンバランス、血流による刺激を与えることができるのです。

体を動かしてカロリー消費量を上げるだけでなく、褐色脂肪細胞を活性化させて、ダイエットに役立てましょう。

336固定




336固定




-体とダイエット
-,

Copyright© Dr. Doo の ダイエット講座 , 2017 All Rights Reserved.