内臓脂肪を減らせ!アディポネクチンは骨髄から分泌される

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黄色骨髄

アディポネクチン(Adiponectin)をご存知でしょうか?

アディポネクチンは脂肪細胞から分泌されるタンパク質であり、ホルモンの一種です。

糖尿病、心臓病、癌のリスクを下げる効果があります。

脂肪細胞から分泌されるため、肥満の方のほうが血中濃度が高そうですが、そんなことはありません。

逆に内臓脂肪や皮下脂肪が多いほど分泌量は少なく、脂肪の量が少ないほど分泌量が多くなることがわかっています。

これは、なぜなのでしょうか?

この記事では、抗肥満ホルモンであるアディポネクチンが骨で産生されているとする研究を紹介します。
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Reference:Cawthorn WP., et al., Cell Metab., Bone Marrow Adipose Tissue Is an Endocrine Organ that Contributes to Increased Circulating Adiponectin during Caloric Restriction.

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ダイエット効果を高めるアディポネクチンとは

アディポネクチンはダイエットに役立つ様々な効果を持っています。

①筋肉への糖取り込み促進作用

②脂肪酸の燃焼効率アップ

③細胞中の脂肪貯蔵量を減らす脂肪分解作用

④インシュリン感受性の向上

⑤全身の代謝の向上

このように多くの作用を持つアディポネクチンですが、その分泌経路は謎に包まれていました。

脂肪細胞で作られるホルモンでありながら、内臓脂肪や皮下脂肪の量が減ると逆に増えるからです。

また糖質制限ダイエットを行ったときにも血中濃度が高くなることが知られています。

この謎を解く鍵は、①の運動したときと同じインスリンを使わないグルコース取り込み作用と、骨髄中の脂肪組織である黄色骨髄の存在でした。

アディポネクチンは内臓脂肪ではなく骨髄中で分泌される

アメリカのミシガン大学医学校(University of Michigan Medical School)のOrmond A. MacDougald教授らの研究グループは、脂肪組織から分泌されるはずのアディポネクチンの量が内臓脂肪や皮下脂肪が減るほど増える理由として、骨内の脂肪組織である黄色骨髄に着目しました。

黄色骨髄は加齢によって増える骨髄中の脂肪組織であり、骨折や骨粗しょう症のリスクを上げる原因になる役に立たない組織だと考えられてきました。

しかし全身の脂肪量が減っていっても残る脂肪組織でもあります。

教授らの実験では、内臓脂肪や皮下脂肪から分泌されるアディポネクチンよりも遥かに多い量のアディポネクチンが、黄色骨髄で生産されていることがわかりました。

この骨髄のアディポネクチンは、カロリー制限時に骨格筋が少ない糖質に適応できるように、脂肪の消費を上げるために分泌されていました。

つまり脂肪細胞から分泌されているアディポネクチンは、内臓脂肪や皮下脂肪を減らすことで、残った黄色骨髄からより多く分泌されるようになることが判明したのです。

まとめ

アディポネクチンの量が少ないと様々な病気になる危険性が上昇することがわかっています。

脂肪組織から分泌されるホルモンでありながら、全身の脂肪量が減るほど血中濃度が増えることが謎でした。

それは骨髄中の脂肪である黄色骨髄の分泌量が増えていたためです。

アディポネクチンには、健康的に体重を減らすために有用な様々な効能があります。

内臓脂肪を減らして、このホルモン量を増やしてみませんか?

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