寝る前に食べると太るのは本当? 思ったより危険な理由とは

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食事の時間が、太る痩せるという体重の増減だけでなく、あなたの健康状態にも重大な影響を与えることを、ご存知ですか?

ダイエットに関する口コミ情報やサイトを検索すると、

「1日の総摂取カロリーが消費カロリーよりも少ないなら、何時にごはんを食べても脂肪はおちる」や、

「スポーツ選手やアスリートは、寝る直前にプロテインを飲んでいるから筋肉がついて痩せている。だから寝る前に食べても太らないし、むしろ痩せる」

といった解説や説明、知恵袋のコメントが見つかります。

でも本当に、そうなんでしょうか?

この記事では、夜に寝る前のタイミングの食事が、体にどのような異常を引き起こすのか調査した研究を紹介します。

Reference:Namni Goel, Ph.D. - Perelman School of Medicine at the University of Pennsylvania School of Medicine

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寝る前に食べると体に悪い3つの理由とは? 何時間前の食事が良い?

アメリカのペンシルベニア大学医学部の Namni Goel 助教授は、睡眠不足や過剰な眠りが体に与える影響についての専門家です。

助教授らは、9人の健康な成人に実験に参加してもらい、睡眠と食事時間が体に与える影響について調査を行いました。

夜11時に寝て8時間以上の睡眠をとる生活の中で、1日3回の食事と2回のおやつを、

A.朝8時から夜7時までに済ませる

B.昼の12時から夜の11時までに済ませる

の2つの条件で、体の反応に違いが出るのか実験を行った結果、寝る前に食事を食べるBのグループには、次の3つの異常反応が起こっていました。

①呼吸が弱くなって代謝が低下する

体の中で糖質や脂質などの栄養がエネルギーとして分解される量は、呼吸によって摂取した酸素と排出される二酸化炭素の割合によって計算することができます。

呼吸商(respiratory quotient, RQ)や呼吸係数と呼ばれる、この値を計算することで、脂肪の燃焼効率や代謝力を測定することができます。

寝る直前に食事をすると、呼吸商が低下して、脂肪を燃やす代謝が減少していました。

②血液中のコレステロール、トリグリセリドが増加する

食事から摂取した栄養は、胃や腸の消化器官で分解されて、血液の中に運ばれます。

糖質や脂質が分解された形である、コレステロールやトリグリセリドは、正常範囲を超えると、動脈硬化や心臓病、脳いっ血や心筋梗塞、糖尿病の原因になります。

寝る前にごはんを食べたグループの血液検査では、これらの結果が悪化していました。

③ホルモン「グレリン」が増えるが「レプチン」は減る

私たちが空腹を感じたり、満腹になったと感じるのは、食欲ホルモンである「グレリン」と「レプチン」によってコントロールされています。

食欲刺激ホルモンである「グレリン」の量が増えると、お腹が空いたと感じますし、食欲抑制ホルモンである「レプチン」の量が増えると、満腹だと感じて食欲が抑えられます。

寝る直前に食べると、グレリンが翌日の夕方以降に増えて、また夜にごはんを食べたくなること、そしてレプチンの量が少なくなって満腹間を感じにくくなっていました。

実験後、寝る前に食事をしたグループは、体重が増えて太るという結果になりました。

この実験では、少なくともベッドに入る4時間前までに食事をしないと、体に肥満につながる3つの異常が起こることがあきらかになったのです。

まとめ

この記事では、寝る前に食べると太るという3つの理由を証明した研究を紹介しました。

寝る直前の食事は、

①脂肪の燃焼を減らして代謝を落とす

②血中の悪玉物質を増やす

③ホルモンバランスを乱す

を引き起こして、太る原因になります。

お腹がいっぱいでないと眠れない、お腹が空いて夜中に目が覚めてしまうという場合は、消化を遅らせる食物繊維と、消化が遅いタンパク質の多い食事を夜に食べることをお勧めします。

食事のタイミングに注意して、ダイエットに取り組みましょう。

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