劇的に痩せる胃バイパス手術の副作用で激しい頭痛が起こる原因とは

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胃バイパス手術

どんなに痩せられない人でも、生まれてから痩せたことの無い人でも、確実に肥満から開放される最終手段である胃バイパス手術をご存知ですか?

胃バイパス手術は肥満患者さんの治療を目的として病院で行われる外科手術であり、胃を小さくする手術です。

日本国内における治療費用は100万円から200万円とかなり高額な手術です。

ただし肥満が生命の危機になるほど脂肪がついている方は、入院費用などを保険適用することで数10万円で済む場合もあるようです。

また開腹をしないで腹腔鏡下手術にて胃バイパスを行えば、入院期間も短く早期の退院が可能にもなっています。

胃バイパス手術によって痩せることに成功したと言う口コミ情報を調べると、運動や食事制限をしないで簡単にやせられるダイエット方法として勧められています。

このように便利なダイエット方法である胃バイパス手術ですが、思いもよらない副作用が現れることがあるようです。

この記事では、胃バイパス手術を受けて痩せた患者さんは低血圧性頭痛の危険性が4倍になると言う研究を紹介します。

[photo credit: Alex E. Proimos via photopin cc]

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Reference:Schievink W. I., et al., Neurology. 2014. Bariatric surgery as a possible risk factor for spontaneous intracranial hypertension.

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痩せすぎの人にしか起こらない低血圧性頭痛が胃バイパス手術を受けると4倍に増える

肥満大国であるアメリカでは、胃バイパス手術や胃ベルト手術のように、どうしても痩せられない食欲を抑えられない患者さんのために強制的に食事を取れなくしてしまう術式が一般的に施術されています。

しかし外科的な手術である以上、出血や感染など手術をすることによって起こるリスクは避けられないものです。

また長年の臨床経験から、この手術を受けた患者さんに珍しい症状がみられることに気づいた医師もいます。

アメリカのシダーズ・サイナイ医療センター(Cedars-Sinai Medical Center)のWouter I. Schievink医師らは、胃バイパス手術を受けた患者さんが術後数年経ってから激しい頭痛を訴えることに気づきました。

この頭痛は頭蓋骨内の圧力が低下することによって発症する低圧頭痛の一種であり、高身長で痩せすぎている若いモデル体型の人に良く見られる頭痛だということがわかりました。

338人の胃バイパス手術を受けた患者さんを調査したところ、3.3%の方に低圧頭痛の症状が見られました。

これは一般の人の発生率0.8%の4倍以上の数字です。

では、なぜ胃バイパス手術を受けた方たちに、この珍しい頭痛の症状が現れたのでしょうか。

急激な体重減少が髄液の圧力を低下させるため頭痛が起こる

手術を受けた患者さんたちは、術前の体重95kg~166kgから、術後には52kg~106kgまで痩せることに成功していました。

手術後の数ヶ月間から数年間の間に、これだけの体重を落とすことができたのですが、同時に吐き気やむかつき、首の痛みや肩こり、集中力の低下や欠如といった症状が出てくるようになりました。

これは激しい痛みを伴う低圧頭痛の前兆とも言うべき症状です。

低圧頭痛は脳内の髄液の量が少なくなり、頭蓋骨の中の圧力が低下することによって起こるとされています。

髄液の通っている首や背骨の脊柱管が事故や衝撃によって破れると髄液が漏出し、これらの症状が出ることが知られています。

では痩せすぎている人や胃バイパス術を受けて短期間でダイエットに成功した人たちに、なぜ低圧頭痛が起こるのでしょう?

それは髄液を押す圧力が低下したためです。

髄液は血液と同じく体内の管を圧力を受けながら移動しています。

血圧が体重の増加に伴い高くなり、体重の減少に伴って低くなることはご存知だと思います。

髄液も同じく体重の増加に伴い高くなり、体重の減少に伴って低くなる性質があります。

このため痩せすぎている人は髄液の圧力が低いため、低圧頭痛を起こしやすいのです。

同じく胃バイパス手術を受けて痩せられた患者さん達も、急激なダイエットによって髄液の圧力が低下したため、低圧頭痛を発症することとなったのです。

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まとめ

この記事では、確実に痩せられる胃バイパス手術には頭痛という思わぬ副作用があると言う研究を紹介しました。

胃バイパス手術は、胃そのものを切り取って小さくするため、臓器になるべく傷をつけたくない方は胃の上部をバンドで縛るバンディング法(ラップバンド法)という手術もあります。

これは食べ物が入ってくる胃の入口を縛って細くすることで、食物の入ってくる量と速度を調節することで食べすぎを予防するものです。

しかし、どちらの手術にせよ急に短い時間で体重を落としてしまうと髄液の圧力が低下してしまい、耐えられないほどの激しい頭痛を感じる危険性があります。

手術を受けられる際には、あまりにも急激な体重減少にならないように、栄養補給とカロリー摂取に注意して痩せすぎないようにご注意ください。

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