骨折しやすい体質の女性のわかりやすい特徴とは?予防方法は?

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元気で大きな病気になったこともない、まったく健康な身体をしているのに、なぜか骨折しやすい女性には、ある特徴があることを、ご存知ですか?

骨折は、体験したことのある方は、お分かりになると思いますが、とても苦しいものです。

骨が折れたり砕けたりすると、ひどい痛みと共に気分も急激に悪くなり、吐き気やめまいを感じます。

人によっては、声も出せないくらい苦しかったり、座り込んでしまって体をピクリとも動かせなくなるという方もいます。

このように怖いケガである骨折ですが、ある特徴のある女性は、特に骨が弱くて折れやすいことがあきらかになったのです。

この記事では、その分かりやすい特徴と、骨を強くする骨折の予防方法を紹介します。

Reference:Kenichiro T., et al., Sci Rep. 2017. A missense single nucleotide polymorphism in the ALDH2 gene, rs671, is associated with hip fracture.

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お酒に弱い赤くなる女性は特に骨が折れやすい

日本の慶応義塾大学医学部整形外科の宮本健史准教授らのグループは、骨折した患者さんを治療する中で、骨がもろくて折れやすい家族がいることに気が付きました。

血縁関係のある祖母や母親、姉妹も骨折経験があるという患者さんには、遺伝的に骨が弱い傾向があると考えられます。

准教授らは、骨折した経験のある92人と骨を折ったことがない48人の遺伝子を比較して、何か違いがないか分析を行いました。

その結果、骨を折りやすい患者さんは、お酒に含まれるアルコールを分解する酵素の遺伝子が働いていない、生まれつきお酒に弱くて悪酔いしやすいことが判明しました。

わかりやすい特徴とは、お酒を飲むとすぐに顔が赤くなるということだったのです。

実験では、お酒を分解する酵素の弱い女性は、お酒に強い女性と比べて、なんと2.3倍も骨折しやすい体質だということが、あきらかになりました。

なぜ、お酒に弱いと骨も弱いのでしょうか?

お酒の毒素アセトアルデヒドが骨を作る細胞を破壊する

飲酒後に体内に吸収されたアルコールは、体の中でアセトアルデヒドという毒素に変化します。

このアセトアルデヒドは人体にとって有害な物質であり、少量であれば顔が赤くなったり、体温が高くなる程度で済みますが、大量になると心臓や肝臓、脳にもダメージを与える危険な化合物なのです。

最新の研究で、骨を強く作る「骨芽細胞」が、アセトアルデヒドにとても弱いことが判明しました。

お酒を飲むことで発生するアセトアルデヒドは、アルコール分解酵素が正常に働いている人であれば、大量のお酒を深酒しない限り、問題にはなりません。

しかし分解酵素の働きが弱い、お酒で顔が赤くなる女性は、少しの飲酒でも解毒しきれないアセトアルデヒドが骨にまわって、骨芽細胞を殺してしまいます。

その結果、お酒を飲めば飲むほど骨がもろくなって、骨折しやすい体質になってしまうのです。

この骨折を予防するためには、どうすればよいのでしょうか?

骨折予防にはミネラルとビタミン補給が重要!多い食べ物は?

骨を強くする栄養素のミネラルとは

一般的に、女性は生理があるためミネラル不足になりやすく、また女性ホルモンの影響から骨がもろくスカスカになる骨粗しょう症になりやすいのです。

骨を強くするためには、骨の原材料であるミネラルのカルシウムとマグネシウムを摂取することが大切です。

カルシウムの多い食品として、乳製品である牛乳やチーズ、ヨーグルトなど、海産物の煮干しや干しエビ、しらすなど、海藻類のひじきやのり、あおさや昆布が有名です。

カルシウムの1日の必要摂取量は650mg なので、不足しないように気を付けましょう。

マグネシウムの多い食品として、ゴマやアーモンド、カシューナッツやくるみ、ピスタチオといった種実類や、大豆製品である豆腐や油揚げ、きな粉があります。

マグネシウムの1日の必要摂取量は270mg で、カルシウムの半分のバランスで摂取すると、効率よく吸収できて骨を強くしやすいのでオススメです。

骨を作る骨芽細胞を活性化させるビタミンとは

アセトアルデヒドによって働きが弱まってしまう骨芽細胞ですが、あるビタミンによって回復することができ、また骨を作り始めることがわかっています。

そのビタミンとは、ビタミンEです。

ビタミンEが多い食品として、植物油の紅花油やヒマワリ油、ナッツ類のアーモンドやくるみ、魚卵のイクラやたらこ、キャビアなどがあります。

マグネシウムの1日の必要摂取量は6.5mg で、上限量は650mgと定められていますので、過剰摂取による副作用の心配はありません。

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まとめ

この記事では、健康なのに骨が折れる女性には、お酒にとても弱いという特徴があるということ、ケガを予防するためにはミネラルとビタミンの補給が必須だという研究を紹介しました。

骨が弱いと、転んだり階段を踏み外したくらいの弱い衝撃で、簡単に骨が折れたり、ひびが入ったりします。

足の骨が折れた場合、日常生活の行動もかなり制限されて、運動量も激減するため、若い女性でも、骨折によって急に太って肥満になってしまうケースが多いのです。

特に中年以降の場合では、生活習慣が悪化することによるストレスや、日常生活の刺激の低下から、精神力が委縮して、最悪の場合、認知症を発症する危険もあります。

お酒に弱いと自覚されている女性は、禁酒するか、カルシウム・マグネシウム・ビタミンEの摂取を忘れないようにしましょう。

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